ご存知の方もいるが、8月20日から(株)道祖神という旅行会社で働いている。
所属は、バイクツアー。走るエリアは、全世界。
海外バイクパッケージツアーの企画・実施においては、日本一の会社だ。
また、アフリカ旅行の専門性においても、他社の追随を許さない。
この二本柱で他社とは一線を画し、業界で独自のポジションを築くスペシャリスト集団である。
人生最初の就職は旅行会社で、そこを辞めたらバイク冒険家の事務所に拾われた。
そこを飛び出して南アフリカを目指すバイク旅に挑み、帰って来たらこの会社に誘われた。
その時々でのやりたいことをやってきただけだけど、振り返ると常に「旅」と「バイク」を見つめ続けていて、結果、二つが一つにまとまった仕事へと流れ着いた。
我ながらおもしろい展開で、なんだか感慨深い。
自分を誘ってくれた道祖神の佐藤晢康さんは、10年前に初期型アフリカツイン650で世界一周を果たしている。その旅日記は『旅学Ⅱ』というタイトルで、2011年11月(左下の号)から2014年11月(右下の号)まで3年間にわたって、ハーレー専門雑誌『HOTBIKE JAPAN』に連載されていた。
当時ハーレーに乗っていた俺は、この雑誌を定期購読しておりリアルタイムで読んでいたし、約6年間買ってた全号を今でも大切に持っている。
(実は自分も載ったことがあるのだが、そのことは気が向いたらいつか書こう)
ゴッリゴリのカスタム車両や、とても手に入らないレアな旧車の紹介が多いこのハーレー専門雑誌の中で、HONDAの古いバイクで世界を旅をする佐藤さんの記事はかなり異色だった。しかし、このぶっ飛んだスケールながらもすごくピュアなバイク旅日記が自分には一番楽しくて、読み終わってはすぐに次号を待ちわびるほどだった。当時はただただ憧れるばかりで、遠い世界のヒーローのような存在だった。
そんな佐藤さんと、旅立つ前のオフロードレースで偶然チームメイトになり、連絡先を交換し、今度は俺が世界を走るバイク旅に出て、佐藤さんには到底及ばないけど雑誌にも載って、ちゃんと帰ってきたら一緒に働かない?的な声をかけてもらい、それでも再び会社勤めをすることに抵抗を感じて悩みに悩んだ末に、やってみようと覚悟を決めた。
旅人としてもライダーとしても、自分がスペシャリストとはぜんぜん思っていない。だからこそ、この両方ともプロフェッショナルにならなければ勤まらない環境に身を置くことで、成長できる・チャレンジできるとワクワクするからやってみたい。自身の経験値やレベルアップが、世界を走りたい人々へのサポートにつながり、それが経済的成果を生むのは良い循環だと思える。
しかしその上で、仕事とは別の自己実現を絶対に忘れず、しっかり追いかけ続けよう。
旅=良いとか、旅人はカッコイイとか凄いなんて全く思っていないし、押し付けるつもりなんてさらさら無い。だけど、初代旅学のプロローグは問答無用にかっこいいから、ぜひ読んでほしいから載せておこう。
お仕事、頑張って下さいね〰️〰️🎵お身体には、気を付けて下さい🙂
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