For Better Moto and Car Life

ようやくガレージに棚を設置することができた。

H1550mm、W910mm、D455mmの三段ラックを6つ作るのは、思った以上に時間と手間を要したが、出来は悪くない。ガレージ内の横幅ギリギリのサイズで、最後の棚一つは手で押し込んでも入らず、プラハンで脚を打って隙間にはめ込んだほどのクリアランスの狭さ。これでカオスだったガレージ内がようやくスッキリしたぜ〜!

製作課程はざっとこんな感じ。材料は2×4とOSB合板。

8フィートの木材までならエクストレイルにはギリギリ突っ込める。
一般的な1820 x 910mmの合板も問題なし。
サイズを決めて丸鋸でひたすらカットしていく。
屋根付きの作業スペースだと青空よりも断然やり易くてはかどる。
天板にするOSBもカット。長い直線を正確なサイズに真っ直ぐ切り進めるのはちょっと難しく、慣れが必要だ。
10フィートの2×4は車内に積めないため、使いたかった半分サイズにお店であらかじめカットしてもらってから持って帰った。
今回ちょっと気を遣って、木割れ防止の下穴をちゃんと開ける。
材料のカットと下穴開けを終えたら、組み立て工程へと進む。ワークテーブルとジャッキが大活躍してくれた。
今回の棚は、はしご状のフレームを二つ作り、天板を渡してそれらを連結させる構造。
完成!こんなやつを6つ作りました。
ガレージの後ろ一面を全てが棚に変わり、バイク同士の隙間も余裕ができた。
あと、ついでにタイヤラックも作ったが、こちらは思い付きのノリでやったから出来はイマイチ、でもまぁ使える。
机も設置し、これで細かい作業もしやすくなった!
また、三つある納屋のうちの一つの中にまぁまぁの量山積みされていた単管パイプや長い木材を、違う納屋へと移し替えて内部を整理し、この納屋に車を頭半分だけ突っ込めるようにした。
これで駐車中のフロントガラス凍結が劇的に減り、朝がとても楽になるぜ!

この納屋は春になったら内部をすっからかんにして(春先まで動かせない家主の荷物があるため)、完全に車用ガレージにすることに決めた。

この地で生きていくためには、車は本当に欠かせないライフラインだ。雪深い季節になり、そう痛感している。そしてこれまで以上に愛着と感謝の気持ちが生まれ、大切に扱うために車もちゃんガレージ保管することに決めました!

Brand New Year, Mind

2023年は、やきもち家で働きながら迎えた。今年ほど年越しに無頓着だった年は、かつて無かった。

山に遮られて初日の出は見えない地形だが、朝焼けは拝めた。
囲炉裏のある茅葺宿。毎日見てると家に囲炉裏がほしくなり、そのうち必ず自作してやるぞー!ガレージが二つあり、納屋が三つあり、広い庭が二つある今の家なら、何でも作れるし置けるからほんと最高だ!

2022年の元日は、ロシア最東端デジニョフ岬を目指す冒険の覚悟とともに迎え、本州最東端から昇る朝日に願掛けをすべく犬吠埼へと走った。その挑戦への夢が、まさかの戦争勃発によりおあずけをくらい、目標を失ったことにより生まれた時間とエネルギーを、移住という人生の旅へとシフトさせた。

8月初めに川崎→白馬へ、10月末に白馬→中条へ、3か月間で二回も引っ越し、家、生活、仕事、知人をゼロベースから築き上げた新天地での時間はとても濃密で、数年が過ぎたような感覚だ。それだけ新しい刺激に満ち溢れていたから、2022年が終わり一年経つというのは実感とかけ離れすぎていて、とうの昔に2022年は終わっているような気分だったから、心の抑揚が全く無い年越しとなった。

でもいちおう、らしいことをしようと元日の仕事後に、家から歩いてすぐ近くにある宮神社へ初詣。諏訪湖にある有名な諏訪大社と関係があるそれなりにエライ神社らしい。宮司さんとも仲良くなり、本殿内に入らせてもらいお祓いを受け、その後一緒に御神酒を飲んだ。

新年早々良い体験ができ、いいスタートを切れそうな感じがした。

本殿内

そして、これまでサボってたDIYもそろそろやるかー!と、新年をきっかけに気持ちの切り替えができ、始動。まずは郵便受けを作った。備え付けのものが無いため、今までは適当な箱を置いていたのだが、何となく年賀状はちゃんとした郵便受けで受け取りたいと思ったから。

1×4の木材で作ってみた

この勢いでガレージの棚も製作して物をキレイに収納し、ワークスペースを生み出して、バイクいじりできるようにするぞ!

これといって気持ちの抑揚なく迎えた新年だけど、うまい具合にリセット&リスタートの良いタイミングとして利用できました!

Life in Snow

白馬は12月はじめから平地でも積雪し、スキー場もオープン。この地域に暮らすからには滑らないという選択肢は無いので、7~8年ぶりにスノボ復活!

ウエアは上下ともパタゴニアのサンプル品を借りられる、ラッキーだ!
12/21の八方は風もなく雪も良くベスコン!

復帰第一戦はパタゴニアスタッフと八方尾根を滑り、昨日はひとりで47&五竜へ行き、なんだかんだ楽しくて一日滑った。

12/29の五竜&47は視界不良になるシーンがたびたびあったが、そのぶん雪はタップリあった

大学生~社会人始め頃までは毎冬滑りに行ったものだが、よくてシーズンに3回ぐらいまでで、そのうち行かなくなってしまった。今、ゲレンデまで30分ちょっとで行けてリフト代だけで一日遊べるから、これから冬はこれだ!的な感じで雪山が一気に身近な遊び場に変わった。

スノースクートが超気になっている、今シーズン中にはじめてみたい!

住んでる中条は白馬に比べて雪は少ない場所だけど、珍しく初雪でかなり積もったから、電動バイクのSUR-RONをガレージから出して雪中ライド。

雪が多すぎても進まないし、硬すぎても滑りすぎて危ないのだが、バッチリな新雪だった!

もっと広い裏庭ではもっと走り回れた。
去年は雪山まで車で運んでって走ったが、今年はそれが自宅で楽しめるなんて!想像もしなかった環境の変化が感慨深い。

雪との共生が必要なここでの暮らしは、時に大変なこともあるけど、それ以上に楽しまないともったいない!

Going to Change

1ヶ月半ぶりの投稿になってしまった。

この間、実にいろいろな出来事があったが、このブログやフェイスブックに投稿する気がまったく起きなかった。主なものでは、

◉11/12(土)トレラン初挑戦、白馬岩岳Trail Race Autmnに出場。15kmを2時間6分30秒で完走、悪くないタイムだ。

◉11/13(日)〜15(火)10月に遊びに来た客人が置いて帰った(帰路にて転倒負傷して、乗れなくてうちに預けて白馬→大阪の夜行バスで帰った)MVアグスタを大阪までデリバリーついでに、関西旅行を楽しむ。が、行きの豪雨でスマホがぶっ壊れて、仕方なく心斎橋のAppleストアで人生初i-phoneを買う。(ぶっ壊れたスマホは三週間放置して電源を入れてみたら復活した!)

◉11/16(水)大町市にある長野県山岳総合センターで開催された山岳セミナーに参加し、ボルダリング初体験。完全初心者にしては登れた方だと思う。

◉11/19(土)Touratech JAPAN代表の水谷さんが10月に出場した、Africa Eco Race(AER)の報告会を聞きに神奈川へ。そのついでに、20年近くずっとお世話になっている美容師にコロナ以降伸ばしていた髪の毛をバッサリ切ってもらい、ひさびさに短髪になる。人生を旅している気分が長野に移住してすっかり落ち着き、心機一転したくなったから。

◉12/1〜中条にある長野市が所有する茅葺屋根の宿「やきもち家」でバイト開始、パタゴニアとダブルワークが始まる。やきもち家は21時から日付が変わるまで働きそのまま宿直して(普通に布団で寝れる)、翌朝11時半まで働くからシフトによってはパタゴニアでの仕事後に入るダブルヘッダーもある。白馬だけで仕事するのではなく、住んでいる地域でも力になりたかったから、数少ない商業施設で働ける場所が見つかって良かった。仕事着の作務衣姿が身が引き締まる思いがして心地いい。

別に忙殺されてたわけじゃないし、落ち込んでいたわけでもない。白馬から中条に引っ越して理想の田舎暮らしに変わり、生活はもちろん思考が、そして体質までもが大きく変化したのが原因だ。

それはつまり。小さな画面の向こう側に向かって自分のリア充を見せつけたくなったり、承認欲求がぜんぜん無くなった。そして、いまこの瞬間に目の前に、身の回りに広がる大きな大きな世界と時間のみに、全力で生きることにしか興味がなくなり、それが何よりも楽しくて心から満たされるようになった。

誰かに伝えることよりも、ごくありふれた足元にあるシンプルな生活を一人で噛み締めることが、何よりも幸せで心地よくなったのだ。

自分でも信じられない変化だ。

足るを知る。その境地へと向かいつつあるのかもしれない。

『The more you know, The less you need.』

パタゴニアがうたうこの真理を、自らの中に落とし込めてきたのかもしれない。

それと同時に、命の源となる「食」に対して大きな自分革命が起きた。

家の近くにある農産物直売所や、小川村にあるJAの小さなローカルスーパーが遊園地のように楽しい場所になった。地産地消が何よりも大切になり、買う時は必ず産地を見て同じ物ならば値段より信州産を選ぶようになった。お肉よりも野菜の方がずっと好きになった。

何でも揃う大型チェーンスーパーには行かなくなり、加工食品やアルコールに対して強い抵抗感を持つようになり、ぜんぜん買わなくなった。自分で買った食材で自炊した食事しか食べたくなくなった。

ほんと、信じられないぐらいに突然、お酒を飲まなくても平気になった。むしろ、アルコールが毒のような気がしてきた。18歳ぐらいからほとんど毎日飲んできたのに、体がまったく欲っしなくなった。これまでは居酒屋が楽しい場所ナンバーワンだったのに!笑 つまみとお酒から、お茶や水で素朴な夕食をしっかり食べる生活に変わった。

このまま、精神と肉体はどうなっていくのだろうか。楽しみで仕方がない!

11月から暮らし始めた村、中条。よほどのことがない限り、これからここにずっと住むつもりでいる。澄んだ空気と水、雄大な山々、そこに近づける名もなき道々、静かな暮らし、満天の星空。大きなガレージと庭がある一軒家。他に何が必要なんだろう?自然と調和していく心身を、感じている。

しばらくブログの更新ペースは落ちますが、この状態も突き抜けて真に理想の暮らしが始まったら、そんな生活をしたくてもできないでいる人々に実践例やヒントにしてもらうために、しっかりと発信していきたいと思ってます。

Countdown

あっという間に10月20日。いつも思うが(きっと誰しもみな思っているだろうが)、時が経つのはほんとに早いもので、みそら野での暮らしもあと10日あまりとなった。

最近の生活はというと、この家の周りにはえてるキノコを採取して、キノコ汁と炊き込みご飯を作ることにもっぱらはまっている。

この二週間で唐松岳と白岳に登ったが、この炊き込みご飯を保温ジャーに入れて頂上で食べると、なんだかすごく「やったぜ!!」というものすごい充実した気分になった笑

ラッキーなことに唐松岳では雷鳥をたくさん見れた。

一週間で一気に季節は進み、翌週登った白岳の山頂付近はすでに雪が積もっていた。

王道はカップラーメンだけど、バーナーもコッヘルも燃料もいらないから、自宅で採集したキノコの炊き込みご飯のがエライと勝手に思っている。まぁ白馬に住んでるからできる技だけど。

16㈰〜19㈬まで、東京と神奈川県に行っていろいろと用事を済ませた。久しぶりに風魔プラスワンに行ったら、ラッキーなことにシェルコに合うであろう前後ホイールをタイヤ付きでくれた(正確には使えたら幾らか支払う)から、荷物も少なかったのでテネレに積んで帰ってきた。

風魔でペットボトル対応のハイドレーションを見つけたから購入し、さっそく山で試してみたら便利だ!
MADE IN ISRAELだった

パタゴニアの研修やらバイク関連の仕事や付き合いで、11月は首都圏に2回、大阪&兵庫に1回出かける。そして、中条の家での暮らしがはじまる。

あいかわず、いろいろ動き回ってます!