9/29-10/7 Bye-bye Tajikistan! Hello Uzbekistan!

9/28にタジキスタンの首都Dushanbeに到着し、この先の国々のビザを取るため10/6まで8泊9日間の長居をした。

イランとウズベキスタンのビザ申請に必要な、Invitation Letterを依頼した業者から受け取るまでに、思いのほか日数がかかったのが大きい。自分の段取りに反省だ。

Dushanbeのイラン大使館の外観はこんな感じ。

↑ 来る者を拒んでいるかのような出で立ちだ!看板わかりにくすぎ〜

手に入れたイランビザ。

支払いはDushanbeに一つしかないイランの銀行に行かねばならず、大使館係員の場所の説明は適当、道行く人々に聞きまくっても誰も知らず、探し出すのに苦労した。。

ビザ待ちの足踏みだったが、滞在した「Hostel Latifa」は一泊朝食付きで4ドル(最大で7名が入るドミトリールーム)とめちゃ安く、たまに昼に宿にいると家族の昼食に混ぜてもらったり、一緒に買い物に行ったりと超アットホームでリラックスしまくり、家のような気分で過ごせた。

↑ ホテルの向かいの家の兄弟、いつもお兄ちゃんが妹のおもちゃの車を押してあげていた

この10年間たまにしか家に帰っていないさすらいの男、ウクライナ人のMykhailoがルームメイトだったのもラッキーで、様々な話を聞くことができた。

ウズベキスタン→トルクメニスタン→イランと進む予定だったが、トルクメニスタンビザはさらに二週間待つ必要があったため(しかも5日間しか滞在できないTransit VISA)、カスピ海を北から周ってアゼルバイジャンを通ってイランに入るルートに変更を決定!アゼルバイジャンビザはネットで取れる。

10/6、わが家のようにくつろぎまくったHostel Latifaのオーナー家族やルームメイトに別れを告げて、ウズベキスタンとのボーダーへ向かう。タジキスタンの出国はサクッと終わったが、ウズベキスタンは役人はみな超フレンドリーで気さくなのは良いものの、仕事が遅く(というか遊んでる感じ)バイクの登録にめちゃくちゃ待たされて、2時間かかった。。

町、人々、景色はいよいよ中東って感じだ。

今はSamarkand(サマルカンド)という町まで来た。確か小学校の国語の教科書の中の椎名誠さんの作品でサマルカンドが登場し、面白い話だったのでその名前は強く記憶に残っていた。ちなみにもう一つ名前を覚えているのは、”さまよえる湖”ロプノール湖だ。どこに存在するのかも知らなかったが、今その場所に自分の力で来たと思うと、なんだか嬉しかった!

9/25-28 Bye-bye Kyrgyzstan, Hello Tajikistan!

前回投稿したキルギスの首都Bishkekから南西へ約1,400km移動して、今はスタンシリーズ3カ国目タジキスタンの首都Dushanbeに潜伏中。

道中通過したOshという街から、南へ向かってタジキスタンに入ると、世界ツーリスト達に有名な絶景のPamir Highway(赤いライン)がある。

(以下の地図と写真一枚は、caravanistanより拝借)

惹かれたし迷ったが、行かないことにした。最高所は4,500mにもなり、もう降雪している。Pamir Highwayに行けば、きっとかつてない体験ができるはずだが、この旅の目的地はあくまで南アフリカの喜望峰で、まだまだ先は長い。バイクと体に過大な負荷をかけるかもしれない選択は、できなかった。いつかベストシーズンに再来して、レンタルバイクで身軽な荷物で走り、存分に楽しんでやろう!!そう考えた。

BishkekからDushanbeまでは、ノーマルコースでも山岳ゾーンが多く、ダイナミックな景観に包まれながらのワインディングやアップダウンが楽しめて、これまでの中ではBEST1のコースだった!

しかし、高度3,600mの地点もあり、空気が薄いためエンジンパワーが著しく低下して、キャブのジェットの換えは無いので登れなくなる試練もあった。エアクリーナーを取り外し、時にはチョークを使いながら(もっとガスが濃くなってしまうけどこうしないと進まなかった)、時速10kmぐらいの速度にまで落ちたり、いよいよ走らなくなったら休ませながら、何とか越えることができたのだった。Pamir Highwayに行ってたらどうなっていたことやら、、

動画では伝え切れないかもしれないけど、この区間は苦楽双方で素晴らしい体験だった!

またキルギス出国時、ついに初のイチャモン役人が登場!

ロシア〜カザフスタン〜キルギスの税関は連携しているため、ここまで有効なロシアで発行したバイクの一時持ち込み書類を提出すると、発行日を指差して「有効期限が切れている」と言い、「ニ週間以上オーバーしているから、その間の環境汚染ペナルティとして100ドル払え」と。個室に連れ込まれ、ドアを閉められた時点で嫌な予感がしていたのだが、、

いくら「これは発行日だ!」と抵抗しても無駄だったので、個室から抜け出し、

1、事前にいい感じで会話したキルギス人に加勢を求める→なぜか50ドルまで下がる笑 が、それ以上は彼の力ではできず

2、事前にいい感じで会話したボーダーコントロール係員に相談→彼は正義の心を持っており、イチャモン野郎と言い争ってくれた後、「俺達の仕事と税関は違うけどコッソリ教えてあげよう」と、税関のボスが居る場所を教えてくれる

3、ボス小屋を訪ねてカツアゲされかけてることを伝えると、「あいつめ、、」的な顔をして、本来の金額500ソム=800円ぐらいを払い、税関をパスした証明を発行してもらった

その後、イチャモン野郎はボス小屋へと消えていった、、笑

ボーダーの中は撮影禁止だから撮ってないが、キルギス出国前とタジキスタ入国後のシーンを動画にて。

自分 + バイクで越えていく国境が、この旅の中で大きな関所になることを、改めて強く感じさせられた。