6月から、通勤の片道7km/往復14Kmをランニングに切り替えた。きっかけは、今年も8月に実施するモンゴルツアーに向けて、基礎体力を上げるぞ!と思い立ったからだ。
今年は9日間のツアーを2回連続で、合計23名のお客様をアテンドしながら14日間ぶっ通しで走る。特にツアー②の方がコースが難しそうだから、余力が残らないとサポートできない。
なので、ライディングのトレーニングをするよりも、まずは何よりもその技術を乗せる土台であり器となる肉体を鍛えるべし、と考えた。この思いつきはきっと良い結果に繋がる予感がしている。フィジカルが強くなれば、バイクを操るためのあらゆる動作をより強くでき、しかもより小さな負担で済むことになるはずで、それそのものがライディングレベルのアップにつながり、同時に体力と筋持久力アップは、14日間のハードワークに大きなアドバンテージになるはずだと確信している。







というわけで。この炎天下だからこそより効果ありと走り始めたのだが、さすがに最初は厳しかった。もともと走るのはめちゃくちゃ得意で足には自信がある方だが、長距離をガッツリ走るなんてもう何年間もしていない。それでも5割ぐらいは昔の貯金が残ってるだろう!と考えていたが、現実は甘くなかった。
朝っぱらからいつも7km走る、なんてのは高校生以来とはいえ、43歳&長いブランクにより、もはや貯金はゼロに等しかった。走って三日目には、膝の外側にある靭帯が膝の骨との摩擦に負けて炎症を起こしてめちゃくちゃ痛くなる、いわゆる「ランナー膝」に襲われた。これはゆっくり走り二日ぐらい休息日を挟んだらすぐに治ったが、お次はふくらはぎの筋肉が硬くなって常に張っている症状が酷く、これが長引いた。騙し騙し何とか走れるぐらいに痛く、登り坂をつま先で蹴ると急激な筋肉の伸びに耐えきれずに「ビキッ!!!」と激痛が走ることも2回ほどあった。
『あー、俺の足はここまで劣化しちゃったんだな〜、、、』と、自分で笑うしかなかった。と同時に、痛いということはそれだけ非日常的な負荷を肉体に与えているということで、止めずに継続すればパワーアップが待っているし、何より辛いと感じるよりも走るのが楽しい気持ちが上回っていた。一ヶ月間、ただし毎日ではなくて週4日ペースで走り続けた結果、7月5日時点の今になってようやく足が走力をだいぶ取り戻し、調子良く走れるようになってきた。


いつまでも走れる自分で在りたい。
これは心の底からの願いだ。正直、バイクに上手く乗れることよりも大切な自己実現だ。だから、このタイミングでそこに立ち返る決心と行動ができて、本当に良かったと心底思っている。俺の性格上諦めずにいつかは再び走り出したはずだろうが、そのいつかを今に変えられて、一つの願いが叶ったような大きな充実感を既に味わえている。
モンゴルツアーが終わっても、この先ずっとランニング通勤を続けていきます。
タイトルは、銀杏BOYZの名曲より。

















