It’s Getting Better Man

昔はあまり考えずにとにかく何でもかんでも、よくバイクをカスタムしたがったものだけど、最近はよっぽど良くなる目的じゃないとそう簡単にはやらなくなっている。

でも、ここ一週間でR1200GSのエアクリーナーとサイレンサーを交換してみた。いきなりスイッチが入って一気に実行することが自分の特徴だったりする。このバイクは吊るしで相当なポテンシャルなんだけど、さらに伸びシロがあることを知っていた。

そのきっかけとなる出来事は約一年前、去年のモンゴルツアーにバイクを送った時にさかのぼる。

こんな感じでコンテナにバイクを入れたんだけど、とある他人のR1200GSを俺が代わりにわずか10mほど動かした時に、鈍感な俺ですら明らかに自分の同じバイクよりもレスポンスが良いことがわかり、そのフィーリングがずっと体に残っていた。本人に元気な理由を聞いたら吸排気に手を入れているということだった。

その日から一年近くが経った今。俺がそのパワフルさに驚いたマシンに装着されていたのと同じサイレンサーが、ヤフオクに出品されているのを見つけてこのチューンナップ計画が動き出す。それは、マニアックというか多分誰も知らないであろう、R-styleの『レアルパイソンデュオ』というMade in Japanの知られざる一級品。アクラポビッチやアールズギアのような人と被りまくるミーハー品は付けたくないタチだから、これは付けるしかないぜ!と落札する。エアクリは定番のK&Nのパワーフィルター、これしかいいのが手にはいらなった。まぁこっちは見えないし、K&Nなら文句ないぜ!

エアクリ交換。使い捨ての純正フィルターから、洗浄とオイル塗布で繰り返し使え、吸い込みも良いK&Nに替える。はじめて替えた1200GSのエアクリーナーはXT1200Zスーパーテネレよりも小さめだった
続いてサイレンサー。水冷1200-1250GSの特徴ともいうべき、極太でサウンド大きめな純正(右)から、スリムで長くて軽いレアルパイソン(左)を装着する。GSのマフラーは純正で充分力強い感じがするから替える人は少ないだろ。
ビフォー。俺と同じ車両、オリジナル外観のRallye
アフター、スリム化&カチ上がりアップでよりオフ的なルックスが強くなりました
元のエンブレムの保護と、細くなったことでツアラテックのヒートガードを装着しても変ではないよな?と思い、ずっと気になっていたパーツをこれを機にインストール。俺が付けたことによって買う人が増えたらいいな!
エンドパイプが付くのもGS系のサイレンサーでは珍しく、特徴的だ

吸排気が変わった結果。アイドリングでの推進力が体感できるレベルで太くなった。また、ほんの少しだけオフロードも走ってみたところ、トルクアップが想像以上にメリットで例えばガレでは、若干でも力強くなった分より楽に走れるようになった。

さて、週末のモンゴルツアー参加者との練習会が楽しみだ!

660 Tenere Revives

ここ最近、長野に来るたびにコツコツと直してきた、XT660Z Tenere。

今日、無事車検を通すことに成功した。

また、名義変更も。

午前中は曇りと晴れと小雪が入り混じる、なんとも綺麗な天気だった。でも、長野市内に来ると強烈な北風が吹き荒れていて、とても寒かった。

車のレーンはかなりの台数並んでいたが、バイクはゼロ。貸切状態でした♪

一回目の検査ではヘッドライトの焦点がおもいっきり右下に外れていて、不合格。もともとヘッドライト周りに明らかにダメージ跡があり、ステーも歪んでいたから想定内だった。すぐに陸運局と道路挟んで向かいにある調整してくれるお店に持ち込む。プロをもってしても一筋縄ではいかず、俺も手伝ってライトステーを二人がかりで手曲げしたり格闘、かなりいい感じのおやっさんが「こりゃどうにもなんねえな!!」とサジを投げかけるも、いろいろやっているうちになんか知らないけどいい感じのポジションに合って、「そ〜っと持っていってね!」と言われる笑

そして手押しでレーンまで戻り、晴れて合格したのであった。ありがとう、おやっさん!!なんとスノーバイクもあって、毎週乗ってるよ!と言ってたおもしろい人だった。

17年前のアドベンチャーバイクとしては少なめと思われる走行距離

単気筒のバイクは、これまで250ccまでしか所有したことがなかった。660ccのビッグシングルはかなり新鮮だ。低速域ではトルクフルでとてもいいが、加速してきて早めに高いギアに入れるとかなりガツガツして荒っぽい感じになり、その辺はツインの感覚に慣れてしまっているのかまだアジャストできていない。オフロードを走ったらどんな感じなのか、早く知りたい。いちおう、今年の夏はコイツをモンゴルへ持っていって走るつもりでいるのだ。

こうして使えるバイクに復活できたので、今後はマフラーを車検用に換えた純正からもともと付いていたレオヴィンチに戻したり、フロントフォークのシールとオイルを新品にしたり、外装をNewデカールを貼ったりサビてるところを綺麗にしたり、リアラゲッジラックを付けたり、タイヤを変えたりと、車検をパスするための造作ではなくて、ドレスアップ・パワーアップしていく好みの作業へと移行する。5月末にモンゴルへとバイクを送り出す予定だから、目標4月中にしっかりと仕上げていくぜ!

また、中条の同世代の友人、、、地区の廃校を飲食店&クラフトジン工場として再生しようとしている面白い奴ら、、、に、知り合いからもらった家にはデカすぎる灯油ストーブを寄贈してきた。

ONE BY ONE

年末年始休み以来、約1カ月近くぶりに長野の家へ。

基本的に月曜日の仕事終わりから向かうから、到着は深夜になる。

家が近づくにつれ山深くなるから、油断できない。

やはり、鹿さんたちがご登場!

火曜と水曜の二日間は、のんびりとXT660Zの修理。

年々雪が少なくなっていることを身をもって感じている。
車検用に、ノーマルマフラーに戻す。しかし独創的で面白いマフラーだな!
フロントをアップフェンダーに換えたり、車検合格への一番の課題だったヘッドライト周りの手直しを終えたり、フロントウインカーを付けてみたり、ハンドルブレースを装着してみたり、俺には不必要なグリップヒーターを取ってみたりと、複数の簡単な作業をこなした。
こうして、フロント周りはいよいよ再生完了が見えてきました!

NIRVANA

2023年の4月、Facebookで投稿した内容をいま、あえて載せてみたい。

長野で生きていく覚悟を決めていた時。

状況は変わり、神奈川と二拠点になっているけど、この時から三年近くたった今でもこの気持ちは1ミリも変わっていない。ぶれていない。

たくさん迷ってでたどり着いた境地だから。

—–

強い好奇心に誘われて旅に出て、

違う場所に心移りして、

また旅に出て、、、

繰り返し続けて、わかったことは。

というより、もともとなんとなく気が付いていたんだけれども、体で知るためには。

けっきょく、旅に出る必要があったのだ、

と今は思う。

本当は、どこにも行かなくていい。

いま、自分の目の前にある時間と世界に対して100%、夢中で生きて。

ありふれているいつもの日常だけに没頭して。

「ここが、これが、一番の幸せ」

と感じられることこそ、何よりも尊いはずだ。

そして、それはきっと。

場所ではなくて、心の在り方なのだろう。

旅に出なくても。1ミリも動かなくても。

足元にあるもので、目に見える範囲にあるものに満たされる『足るを知る』心を育むには??

けっきょくは、遠くに旅に出る必要があるのだろう。

外から見てはじめて、内側にあるものの本当の姿や価値が、わかるから。

そして、その次に思うこと。

ひたすら寺や洞窟にこもり、己のみに向き合い続けて座禅を組み、長年にわたって修行し続けた歴史の高僧たちは、一体どこへと向かい、たどり着いたのだろうか??

かつては、わからなかった。

だが今は、ぼんやりとわかりつつある。

わざわざ外に出かけて、ここには無い何かを得ようとするのではなくて。

持ち帰って来ようとするのではなくて。

彼らはきっと、目の前にある物事で楽しみ、満足できる真の豊かな心と力、想像力と創造力を、自分の内側から絶えず生み出せる、湧き出せる心の在り方に、たどり着いたのだろう。

それこそが、俺の旅の終着点だ。

そうならない限り、どこに行っても何を見ても、また違うものを求めて動くほどに乾き、いつまでも彷徨い続けるだろう。

その境地へと進むためには。

きっと、既製品にあふれゴチャゴチャしてて、心乱される場所じゃない方がいいのだろう。

そう考えて、そんな心理的理想郷に向かって歩んでいる感覚の、今です。