Going to Change

1ヶ月半ぶりの投稿になってしまった。

この間、実にいろいろな出来事があったが、このブログやフェイスブックに投稿する気がまったく起きなかった。主なものでは、

◉11/12(土)トレラン初挑戦、白馬岩岳Trail Race Autmnに出場。15kmを2時間6分30秒で完走、悪くないタイムだ。

◉11/13(日)〜15(火)10月に遊びに来た客人が置いて帰った(帰路にて転倒負傷して、乗れなくてうちに預けて白馬→大阪の夜行バスで帰った)MVアグスタを大阪までデリバリーついでに、関西旅行を楽しむ。が、行きの豪雨でスマホがぶっ壊れて、仕方なく心斎橋のAppleストアで人生初i-phoneを買う。(ぶっ壊れたスマホは三週間放置して電源を入れてみたら復活した!)

◉11/16(水)大町市にある長野県山岳総合センターで開催された山岳セミナーに参加し、ボルダリング初体験。完全初心者にしては登れた方だと思う。

◉11/19(土)Touratech JAPAN代表の水谷さんが10月に出場した、Africa Eco Race(AER)の報告会を聞きに神奈川へ。そのついでに、20年近くずっとお世話になっている美容師にコロナ以降伸ばしていた髪の毛をバッサリ切ってもらい、ひさびさに短髪になる。人生を旅している気分が長野に移住してすっかり落ち着き、心機一転したくなったから。

◉12/1〜中条にある長野市が所有する茅葺屋根の宿「やきもち家」でバイト開始、パタゴニアとダブルワークが始まる。やきもち家は21時から日付が変わるまで働きそのまま宿直して(普通に布団で寝れる)、翌朝11時半まで働くからシフトによってはパタゴニアでの仕事後に入るダブルヘッダーもある。白馬だけで仕事するのではなく、住んでいる地域でも力になりたかったから、数少ない商業施設で働ける場所が見つかって良かった。仕事着の作務衣姿が身が引き締まる思いがして心地いい。

別に忙殺されてたわけじゃないし、落ち込んでいたわけでもない。白馬から中条に引っ越して理想の田舎暮らしに変わり、生活はもちろん思考が、そして体質までもが大きく変化したのが原因だ。

それはつまり。小さな画面の向こう側に向かって自分のリア充を見せつけたくなったり、承認欲求がぜんぜん無くなった。そして、いまこの瞬間に目の前に、身の回りに広がる大きな大きな世界と時間のみに、全力で生きることにしか興味がなくなり、それが何よりも楽しくて心から満たされるようになった。

誰かに伝えることよりも、ごくありふれた足元にあるシンプルな生活を一人で噛み締めることが、何よりも幸せで心地よくなったのだ。

自分でも信じられない変化だ。

足るを知る。その境地へと向かいつつあるのかもしれない。

『The more you know, The less you need.』

パタゴニアがうたうこの真理を、自らの中に落とし込めてきたのかもしれない。

それと同時に、命の源となる「食」に対して大きな自分革命が起きた。

家の近くにある農産物直売所や、小川村にあるJAの小さなローカルスーパーが遊園地のように楽しい場所になった。地産地消が何よりも大切になり、買う時は必ず産地を見て同じ物ならば値段より信州産を選ぶようになった。お肉よりも野菜の方がずっと好きになった。

何でも揃う大型チェーンスーパーには行かなくなり、加工食品やアルコールに対して強い抵抗感を持つようになり、ぜんぜん買わなくなった。自分で買った食材で自炊した食事しか食べたくなくなった。

ほんと、信じられないぐらいに突然、お酒を飲まなくても平気になった。むしろ、アルコールが毒のような気がしてきた。18歳ぐらいからほとんど毎日飲んできたのに、体がまったく欲っしなくなった。これまでは居酒屋が楽しい場所ナンバーワンだったのに!笑 つまみとお酒から、お茶や水で素朴な夕食をしっかり食べる生活に変わった。

このまま、精神と肉体はどうなっていくのだろうか。楽しみで仕方がない!

11月から暮らし始めた村、中条。よほどのことがない限り、これからここにずっと住むつもりでいる。澄んだ空気と水、雄大な山々、そこに近づける名もなき道々、静かな暮らし、満天の星空。大きなガレージと庭がある一軒家。他に何が必要なんだろう?自然と調和していく心身を、感じている。

しばらくブログの更新ペースは落ちますが、この状態も突き抜けて真に理想の暮らしが始まったら、そんな生活をしたくてもできないでいる人々に実践例やヒントにしてもらうために、しっかりと発信していきたいと思ってます。

Moving in progress

白馬の家から、中条の家への引越しを進めています。

まずはバイクやパーツ、タイヤや工具を運ぶことを最優先に。新居の家主が軽トラを残していき、引っ越しに使ってもOKと了承を得たので、トランポできて超助かる!大きく、立派なガレージへと運び入れていく。

MY FLAG SHIP、最強の相棒テネレはもちろん自走でチェックイン。
7月にエンジンフルオーバーホールを終えて生き返ったトラはまだ実用レベルに仕上げられてない(リアブレーキや保安部品をつけてない)から、トランポで。軽トラ様ありがとう!
超がんばって直した(一年半かかった!)から荷物ガチャガチャして万が一でもぶっ倒れたら悲しいので、混載するのはタイヤだけにした。
そして恥ずかしながら、去年の8月に四国の剣山スーパー林道を走って以来、一年以上乗らずにきてしまったシェルコも念のためトランポした。軽トラ様様でした!

テネレ、トラ、シェルコ、アグスタ(先週遊びに来た大阪の知人の預かり車両、11月中には大阪に運ぶから無くなる)の4台の引っ越しが完了した。

FT-1はエクストレイルで運べるし、サーロンは普段の足に使うから後回し。FT-1はこっちでも部屋の中に飾る床の間バイクにする。

このガレージ内の最適なレイアウトを考えて整理整頓を終えたあかつきには、千葉に置いてあるTTRもここに持ってくるつもりだ。そうすれば現在所有している6台のバイクがついに、初めて一同に揃う!

まぁ冬じゃなくて春ごろになる予定だけど、その時がとてもとても楽しみです!

Countdown

あっという間に10月20日。いつも思うが(きっと誰しもみな思っているだろうが)、時が経つのはほんとに早いもので、みそら野での暮らしもあと10日あまりとなった。

最近の生活はというと、この家の周りにはえてるキノコを採取して、キノコ汁と炊き込みご飯を作ることにもっぱらはまっている。

この二週間で唐松岳と白岳に登ったが、この炊き込みご飯を保温ジャーに入れて頂上で食べると、なんだかすごく「やったぜ!!」というものすごい充実した気分になった笑

ラッキーなことに唐松岳では雷鳥をたくさん見れた。

一週間で一気に季節は進み、翌週登った白岳の山頂付近はすでに雪が積もっていた。

王道はカップラーメンだけど、バーナーもコッヘルも燃料もいらないから、自宅で採集したキノコの炊き込みご飯のがエライと勝手に思っている。まぁ白馬に住んでるからできる技だけど。

16㈰〜19㈬まで、東京と神奈川県に行っていろいろと用事を済ませた。久しぶりに風魔プラスワンに行ったら、ラッキーなことにシェルコに合うであろう前後ホイールをタイヤ付きでくれた(正確には使えたら幾らか支払う)から、荷物も少なかったのでテネレに積んで帰ってきた。

風魔でペットボトル対応のハイドレーションを見つけたから購入し、さっそく山で試してみたら便利だ!
MADE IN ISRAELだった

パタゴニアの研修やらバイク関連の仕事や付き合いで、11月は首都圏に2回、大阪&兵庫に1回出かける。そして、中条の家での暮らしがはじまる。

あいかわず、いろいろ動き回ってます!

Ocean

土日に行われたバイクイベントをお手伝いしに、石川県千里浜なぎさドライブウェイへ行ってきた。白馬に来て千里浜が近くなったこともあり、風間さんより土曜日だけ手伝って、日帰りでいいからさ!というオファーだった。

最高の天気だったし荷物も少なかったから、テネレで行った。浜は午前中はベスコンで、125km/h出してもまったく不安なく走れた。しかし、その後どんどん乾いてフカフカになり、イベントの最後の方は極地的にスタックと転倒者が続出して大変になってしまったのだった。

退屈極まりない高速ではなくて往復ともオール下道。糸魚川から北陸へと伸びる8号線は、特にシーサイドラインの景色、信号の少なさと流れの良さに感動した。

気温一ケタ台の白馬の山々を早朝に出て、海へと向かうにつれて気温はグングンと上がり、空気が潤ってくるのがわかる。久々に海を見て懐かしかったのと、緑がなんだか白馬よりもモシャモシャしているな〜と感じ、他愛もない景色が珍しくて写真を撮る。この2ヶ月間で気が付かないうちに感性が変わっていた。

肝心のイベントにおける自分のパフォーマンスはというと、不甲斐なさに反省しきり。大きなイベントを仕切る現場からしばらく離れているし、今のマインドもそういうごった返した場所を求めていないから、これも気が付かないうちに所作を忘れている。もう来年は手伝いに行かない方がいいかもしれないな。

日曜日の午前中に帰宅して、午後からは白馬のオクトーバーフェストへ行った。

暑くてビールがすすむ!なにかとお世話になっている杉本さんと。

さて、明日からパタゴニアの仕事がはじまります!

New House at NAKAJO from November

今朝、白馬から東へ約25km、ちょうど長野市内との中間にある中条に行った。そして、先日中条役場の移住受け入れ担当者が紹介してくれた家で、家主と役場職員と三者で話し合い、晴れて俺が借りれらることが正式決定した!

日本の入国規制撤廃も秒読みで、Mayloが10月中には帰ってくる見込みになったから、11月1日に白馬からこの家に移ることに決めた。白馬は人気が高く物件を探すのが難しいから周辺をあたったところ、理想を超える家に出会えた!

すぐに住める新しい家で、超広い庭があり、ガレージが2つ、納屋が3つもある。

家の裏にも、もともと畑で使っていためちゃくちゃ広い空き地があり、さらには使っていない田んぼまである、、!

この家に至るまで何軒か見て回ったが、正直どこも長らく人が住んでないそのままじゃとても住めない、汚れてガッタガタの空き家だった。せっかく田舎に来たんだから古民家や日本家屋への憧れはあるが、それは誰かが維持管理したり再生してこそで、そうならなかった家は死ぬという現実の厳しさを目の当たりにした。

あえてそういう家を安く手に入れてセルフリノベーションしながら住むというやり方もあるが、俺が見た家々はそんな気がとても湧かない、ちょっと住むだけでさすがの俺でも具合が悪くなりそうなくらい危険な香り漂う、途方もない時間と労力と資金の代償を伴うレベルだった。

その点この家は長野市内に本宅がある方のサブハウスで、近年は使う理由もなくなり、草刈りや風通し目的で二週間に一度ぐらい家を使っていたからバリバリ住める状態だ。でかい冷蔵庫やテレビ、レンジとかそのまま使っていいとのこと!家は大きくなくてもいいから外の物置スペースが広くて隣接する民家がなく、バイク5台(TTRが千葉に置いてあるため)を保管できるガレージがあれば最高!という俺の願望をこの家はすべて満たしてくれた。

今の白馬の家のように木々に囲まれ小川がせせらぐような自然景観や環境は無いが、実際暮らしてみると日当たりの悪さとすごい湿気が非常にネックだったので、俺にとってはこの中条の家の環境の方がいいとわかった(革ジャンとか全部カビた、、)。白馬村までの通勤も長野市内に出るのも、メインとなるオリンピック道路まで100mほどとアクセスも素晴らしい。

10月22日に鍵をもらう約束をしたので、その後引っ越しをして11月1日から完全にここに転居する。決して仕方なく移るんじゃなくてベターチェンジ、より理想的な生活へのステップアップです!