October 31 – November 3 in Iran

イランのイロンな場所を観光した今回は、写真と簡単なキャプションのみで失礼します。

Oct. 31 @Shiraz(シーラーズ)

ステンドグラスの部屋で有名な通称「ピンクモスク」Nasir al-Mulk Mosque

立派なお城なのに門の上の絵がマンガっぽかった、Karim Khan Citadel

Nov. 1 @Shiraz(シーラーズ)→Persepolis (ペルセポリス)→ Yazd(ヤズド)

スゴすぎた、アケメネス朝ペルシア帝国の遺跡ペルセポリス。紀元前520年に建設が始まり、紀元前331年にアレクサンダー大王に滅ぼされて廃墟と化して以来、スゴイからずっと保存され続けてきたらしい。

Nov. 2 @Yazd(ヤズド)

街の風景。

この辺りは、イスラム教よりも古いゾロアスター教の史跡が多い。

1930年代に政府が禁止するまで、ゾロアスター教徒が頂上の穴で鳥葬をしていた、Tower of Silence(沈黙の塔)。骨が。

Nov. 3 @Yazd(ヤズド) →Karanaq(カルナック) →Chak Chak(チャクチャク) →Kashan(カシャーン)と移動した。

古代都市の廃墟、Karanaq

ゾロアスター教の聖地、Chak Chak

October 24-30 Azerbaijan ⇒Iran

Oct 24 @Baku(AZ)

カスピ海の西海岸に面したアゼルバイジャンの首都Baku(バクー)は、城壁に囲まれた小さな旧市街を中心に、最新と伝統をミックスした新市街が発展を続けている、見応えのあるビッグシティだった。

夜は、ウズベキスタンで会った世界一周の旅を3月から続けているユウタロウ君(写真撮り損ねた)と再会し、お互いの旅についてビール片手に語り合った。

Oct 25 @Baku(AZ)→Lankaran(AZ)

天然資源が豊富らしいアゼルバイジャン。大気に触れたガスが自然発火しているYanar Dagと、泥のマグマ Mad Volcanoに立ち寄り、イラン国境に近い町Lankaranに泊まる。

Oct 26 @Lankaran(AZ)→Astara(IR)

宿の駐車場でオイル交換をさせてもらい、オーシャンビューの気持ち良い道を経て、国境へ。

アゼルバイジャン出国に1時間半、イラン入国に3時間ほどを要した。最近はこの待ち時間も滅多に味わえない貴重な体験と受け入れてニコニコで過ごせるようになっているが、イランはボーダーとポリスのオフィスを何度も往復させられ、またバイクの輸入手続きをする建物が500mぐらい離れた超わかりづらい場所にあったりと、かなり疲れてしまった。

ので、ボーダーを越えてすぐのAstaraでストップ。

Oct 27 @Astara (IR)→Qazvin(IR)

これまでの8カ国の道中には無かったハイウェイが出現(タダにしてくれた)、サービスエリアやETCゲートもあり、周りには紅葉した木々も見られ何だか日本の道を走ってるような気分になったのがおもしろい。インフラの整備状態から、とても発展している国だとわかった。

Oct 28 @Qazvin(IR)→Isfahan(IR)

特に名所旧跡が無い単に大都市で、渋滞がハンパない首都Tehran(テヘラン)には寄らず、見所多しと言われるIsfahan(イスファハーン)へ。

夜の街は活気に溢れ、歩くだけで楽しい。それにしても、あらゆる道路や小道に至るまでビッシリとお店だらけなのには驚いた!街全部がアメ横みたいな感じだ笑

そして車もバイクもとにかく多く、そこかしこに停まっていた。

Oct 29 @Isfahan(IR)

レンタサイクルで街を巡る。

有名な広場やモスクも良かったけど、郊外の小高い丘の上にあるゾロアスター教の古代寺院跡Fire Templeが一番おもしろかった。

Oct 30 @Isfahan(IR)→Shiraz(IR)

この国はいろいろ見たいので、ほぼ縦断して南部の歴史ある街Shiraz(シーラーズ)を目指す。

緑が多かった北西部と違い、景色は赤茶けた大地へと様変わりしいく。

October 20-23 Russia Georgia Azerbaijan

Oct 20 Russia →Georgia

何だか良い評判(洗練された街並み、治安良し、食べ物良し、物価安しなど)を聞いたので、アゼルバイジャンの前に寄り道感覚でジョージアへ。

ロシアとの国境は山間部にあり、ジョージアへ入るとしばらく登りが続き、雪が積もる中を走る。この日は天気が良くてよかった。

途中、思わず停まりたくなる古い教会などの見所もあった。

キレイな建物が多い便利な都会、首都Tbilisi(トビリシ)へと着く。

Oct 21 Georgia

Tbilisiから北へ約25km、古都Mtskheta(ムツヘタ)をちょこっと観光、のどかなフンイキに癒やされた。

Tbilisiでの二晩を過ごしたHostel「Soul Kitchen」は、客とオーナーで毎日「ダバイ!」(ロシア語の乾杯)を言いまくる、文字通りアツい宿だった。アルコール度数が50%あるジョージアの名物酒「チャチャ」と、5Lのワインボトル(ワインがとても安い)が空になるまで続き、寝たのは朝6時!

Oct 22 Georgia →Azerbaijan

起きた途端に、

「今日もチャチャタイムだろ?」「もう一泊だろ?」

と甘い誘惑を浴び心揺さぶられるも、予定よりも進行が遅れている状況のため、名残り惜しくもこの宿を後にする。

午後からのスタートだったが、ジョージアからアゼルバイジャンへと入国し、Ganja(ガンジャ)というインパクト大な名前の町まで進んだ。

ジョージアもアゼルバイジャンも、正直さほど違いは感じられない。これまでのシベリアゾーンロシアや中央アジア諸国と比べ、どちらも開発されている国という印象だ。国土が小さいから手が行き届くのもその理由に違いない。

Oct23 Azerbaijan

カスピ海に面した首都のBaku(バクー)を見てみたくて、この旅で初めて東へ向かって進む。青空のオーシャンビューロードを鼻歌まじりで気持ちよく走り、約20kmほど手前まで来た時、突然「ブワァーーーン!」と大きな空吹かし音を出した後、駆動力がゼロになった。力無く惰性で進むバイクを路肩に停め降りて見ると、ドライブチェーンが切れていた。

伸びてると知りつつもうちょっと!と欲張って使ってきたが、切れたチェーンが引っ掛かり後輪がロックしなくて良かった。。

携帯していた新品との交換をその場で行っていると、車が停まり、「俺もHONDAのCBRに乗ってるんだ、手伝わせてくれ!」とアンドレという男が降りてきた。チェーンの強力なベッタリオイルで手がめちゃくちゃ汚れるのを気にもせず、明るいノリと笑顔で手伝ってくれるアンドレのおかげで、時間短縮はもちろん凹んだ気分も消してくれた。

そして再び走り出し、無事Bakuへたどり着いた。

ありがとう、アンドレ!

10/15-19

最後に雨の中を走ったのはいつだか忘れてしまったぐらい、9月半ばに中央アジアに入って以降恵まれ続けてきた天気だったが、カスピ海北部に来て久しぶりに荒れた。

10/15は、前日からの豪雨で町のあちこちが冠水したため、動かずAtyrauにもう一泊。スペイン人のJoanと仲良くなり、12月に彼の故郷の村Rosesでの再会を誓う。

10/16 カザフスタンから、この旅三度目のロシアへと入国。ここはカザフスタンの出国検問所から、ロシアの入国検問所まで10kmぐらい離れており(普通は隣接するか少し離れている程度)、しかも道中には別れ道もあった笑 行かなかったけど、先はどこへつながっているのだろう?

こじんまりしたコンテナ作りの検問所では、バイクの登録に雨混じりの強風が吹きつける中で1時間ほど待つ。ロシアを走る上で必要な保険の有効期限が切れているせいか?いや、俺はこの国の適当さを知っている、誰もそんなの見やしない、、、案の定、無事入国!Astrakhanという町まで進んだ。

10/17 この日も雨と強風は止まず、ちょうどバイクのメンテも必要だったので動かず。いつの間にかぶら下がっていた右リアウインカーの取り付け、クラッチの切れが悪くなったためワイヤーテンションの調整、リアブレーキパッドの交換(ピストン側のみ片ベリしまくりのため片方のみ)。とりあえずここまでは深刻な問題は発生していないので、助かる。この先もよろしく!

10/18 カスピ海の西側を南下する。なんだかアフリカっぽいな〜と勝手に思った道を走った。

10/19 ジョージアとの国境を目指して進む。かつて走ったシベリアゾーンは、今にも壊れそうな古い木造住宅をよく見かけ、大地も何だか荒涼とした印象だったが、カスピ海ゾーンは建物も生態系もより豊かな気がした。そんな景色に包まれた道中は、暑くも寒くもない気温にも味方され、素晴らしかった。イスラム教モスクもよく見かけた。

途中のGroznyで見かけた、ロシアでは珍しいチョッパースタイル(国がバカでかいからみな早く進みたいのか、スポーツバイクが多い)のバイカー。ボクサーツインエンジンでBMWのタンクだったから、おおっビーエムのチョッパーはさらにレアだ!と思って話しかけたら、URALとのこと。URALのチョッパーでも珍しいけど。

ちなみにこれはAstrakhanで売ってた、YAMASAKIのバイク笑

ロシアで最後に滞在する町となったVladikavkazは、約13,500km前のこの旅の出発地Vladivostokと似たような景色と雰囲気だから何だか不思議で、そして懐かしくも感じた。

10/12-14 Bye-bye Uzbekistan! Hello Kazakhstan!(again)

ウズベキスタン北部にある最後の大きな町、Nukus以北は砂漠の中を一本の道が貫いているだけで、ただひたすらに何も無かった。国境を越えてカザフスタン最初の町Beyneuまでの約510km、ガソリンスタンドは無かった(正確には1つか2つあったが営業していない)。日本だと東京から大阪までの距離になる。

途中、まさにオアシスのようにポツンとあったトラック野郎たちが集まる大きなレストランBon Voyageに寄り、ローカルからガソリンを買えたからこの区間を突破できた。

12日 この旅三度目のカザフスタンへ入ったところで日が落ち、Bayneuまで100km近く真っ暗なガタガタ道を走る。

13日 カザフスタンでもウズベキスタンに近いこのエリアはガス燃料の車が主流で、スタンドを何軒も周るがどこもガソリン切れ、最後の1軒でも4日待って整理券を買えと言われるも、困っている旅人をアピールし粘ってその場を離れずにいるとこっそり給油してくれた!

最初強くNiet(ニィェット)=Noと言われて冷たく感じたおじさんから、「急げ急げ〜!」や「写真撮ろうぜ!」と陽気な言葉を聞けた時、ガソリン砂漠が終わったんだと実感する。

14日 カスピ海北端の町Atyrauより、日本のバイクイベント『プレミアムSSTR』にネット出演させて頂き、お世話になった風間深志さんや日本のバイク乗りの方々と久々に会話ができた。貴重な時間をありがとうございました!

(Facebookで配信したライブ動画へのリンク)

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2142738482620381&id=100006527503890