8/24撮影。
とても印象深かった宿のオーナー、サーシャと孫娘のダーシャ達が登場する動画です。
8/24撮影。
とても印象深かった宿のオーナー、サーシャと孫娘のダーシャ達が登場する動画です。

モンゴルの首都「ウランバートル」と同じ、ウラン(この辺りの言葉で「赤い」を意味するらしい。ウランバートルは「赤い英雄」、ウランウデは「赤いウデ川」という意味らしい)が付いているように、いよいよモンゴルが近づいてきたって感じだ。景色もこれまでの森林中心から乾いた砂や草原中心になっているし、街の人々もロシア人よりもモンゴル系やアジア系が多いような感じで、これまでとは明らかに雰囲気が異なる。
この5日間ずっと雨で風も強く、寒さに震えながら走ってきた(防寒着はさらに寒くなった時のため温存している)。日本の11月〜12月ぐらいの感覚だから、日本が夏休みという季節感はすっかり消え去ってしまった。
追体験できそうな動画をアップします。(6分ちょっとあって長いです)
しかし時折晴れゾーンも顔をのぞかせます。この旅で初めて、てかすごく久しぶりに虹を見ることができました。No rain, no rainbow ってやつですね!
そしてウランウデが近くなると気候も変わり雨が降った形跡はなく、暖かく乾いた大地に。時差も日本-1時間から-2時間に変わり、違うゾーンに来たことを強く体感しました。
今日も苦楽に満ちた、充実した一日だった。
まず、スタートしてすぐに一人のサイクリストが反対車線で停まっていたので、どうかしましたかと近づくと、ユーラシア大陸横断の世界記録に挑戦中の、ギネス記録など保有しているドイツ人、Jonas Deichmannというすごい御方だった。。!
彼のチャレンジの模様がわかるサイト
https://www.benify.se/fps/eurasiachallenge/public.do
「毎日200km走ってるよ」とサラリと言う、、この人の足はエンジン並みのパワーだ。。!
彼の走行写真とムービーを撮影したり、彼が向かう方から来たので情報提供したりと、少しだけどサポートできて光栄だった。ぜひとも世界記録を塗り替えてほしい!

その先のチタまでの道のりは、今日も雨と寒さとの勝負だった。たどり着いた市内の気温が12℃だったから、道中あった標高の高い吹きっさらしの場所は10℃以下、その中で雨に打たれながらバイクに乗っている俺の体感温度は、、、寒かった。チタ市内はいたるところで冠水していた。
外にも居れないし、とにかく宿に入ろうと探すが、安い施設には駐車場が無いところばかり。一軒、それをクリアしている、中心エリアから少し離れた場所にComfort Hotelというのを見つけた。ウソくさい名前だなぁと思いながらも、人が少ないところの方が安全だなと考え、予約して尋ねると、大当たり!
まず何より、オーナーのサーシャが最高にフレンドリーだ。

バイクは巨大ガレージに突っ込むことができて、この街でやりたかったオイル交換をガレージ内でさせてくれた。オイルは持っていたが、廃油の処理をどこかに頼まないとと思っていたので、サーシャがペットボトルを切って廃油受けを作り、処理までしてくれると言ってくれて、この宿にして本当に良かった!と思った。

また、車を出してバイク用品屋と大型スーパーにも連れて行ってくれた。ロシアでは車関連の店はよく見るが、バイクはオイルを探すことすら難しいので、とても助かった。おかげで3日前に失ったチェーンルブをゲットできた。

MOTULのペーストタイプが一本だけあった。暗いし字隠れてるから何だか分からないっすね。スプレータイプが一般的だけどはガスが入ってる分容器が大きくなるので、ひょっとしたら旅に携行するにはこっちの方がいいかも、雨にも強く流れ落ちにくそうだし、でもその分ダストもくっつやすそうだけど、とか考えつつも、缶を破裂させて右サイドバックがベトベトになってしまったから、コイツを試すことにした。
また、スーパーではロシアのお惣菜を夕食に調達した。

最後に、ボイラー室で面白い動画も撮れたので、それも載せます。
水が漏れ出すトラブルが発生しました 笑
キレイピカピカで室内のセンスも良い、サーシャと奥さんのターニャが経営するホテルはマジでComfortでした!
宿のレストランから上がってくる何ともうまそうな匂いに誘われ、時間優先でとらないことが多かった朝食を今朝はしっかりとチャージ。

生の野菜がうれしい!値段は300円弱也。
チェルヌイシェフスクという町は、珍しくバイクユーザーが多かった。

今日も元気に走ります!
激しい雨が降ったり止んだりしていた。
この雨の後だったら昨日の道はまず通れなかっただろうな。これから街を出る道は荒れてないだろうか?など頭を巡らせながら、バイクの元へ。無事だった!

バイクをかくまってもらった工場のボスに礼を言い、約束の200ルーブルを渡すと彼は受け取らなかった。それどころでない。右側のスイングアーム下の地面だけはっきりと濡れているので、気になって触るとグリスのようだ。。まさか、どこか破損して漏れ出してるのか??と、泥だらけの車体から場所を見つけるべく覗き込むと、ライトで照らしながら俺よりも必死なぐらい真剣に探してくれようとしている。しかし、どこだか分からない。。そしたら、「君のバイクはどこかおかしいから、今すぐにこのトラックに積んで修理に出そう」と言うのだ!!(ジェスチャーからの推測)仕事始めの月曜日の朝だ、普通ならばとりあえず早く出て行ってもらって、後は自分で解決してくださいってはずなのに、なんて優しい人なんだ!申し訳ないけど仕方ないかなと思った時、右サイドバックから液体が滴った瞬間、理解できた。原因は右サイドバックに入れたチェーンルブの缶が中で破裂して漏れていたのだった!常に固い表情の彼も、この時は笑顔を見せてくれた。最高に強くて格好良くて優しい男との別れに、この旅で初めて涙が出た。

(蚊に刺された右まぶたが腫れております)
昨晩教えてもらった道を目指すも悪い予感は的中し、通るはずだった道が今朝の大雨で水没して進めない。

迂回路を探し、昨日よりはまだマシな泥と池の道を経由しつつも、ようやくこの街から抜け出すことができたのだった。



慣れ親しんだアスファルトロード帰ってきた時、すごくホッとした。この二日間の出来事は、「ロシアの延々と続く単調な道には飽きた」と思っていた自分への、ロシアの大地からの洗礼かもしれない。そう思ったら、走りやすいこの道への感謝の気持ちが生まれ、そして楽しくなった。
この日はすごく天候が悪く、その先も大雨、濃霧、雷、突風と戦った。が、これもロシアの大地からの洗礼の続きだと思い、「俺が悪い!」と思えばぜんぜん辛くなかった。
(もう一つ動画がありますがアップロードできなかったので、追々やります)
マグダガチという街は 苦しみと喜び両方で忘れ得ぬ思い出をくれた。ありがとう!
この夜はガソリンスタンドの横にバイクを突っ込みのにちょうどいい小屋を見つけ、日に日に一緒になって汚れていくも、思い出と愛着が増えていく相棒を眺めながら眠りました。

