Triumph Restore Diaries

バルブタイミングや点火タイミングを司る、タイミングサイドのパーツがイギリスから届いたから、ギアを装着する。エンジン全バラに至る致命的ダメージを発見した場所だ。簡単にいえば、このタイミングサイドのクランクメタルベアリングがバカになってクランクシャフトがガタつき、その力を最初に伝えるピニオンギアが割れて、腰下から大きな故障音と振動が発生していた。

エキゾーストのカムシャフトとオイルポンプを灯油で洗浄。
このすごく小さくシンプルな構造のパーツが、エンジンを守る最重要パーツの一つのオイルポンプだから興味深い。純正よりハイパフォーマンスのMORGO(モーゴ)製に交換されていた。
カムシャフトを入れる。5TAはクランクケースを閉じた後からでも横から突っ込める便利な構造になっている。
三角形の一番下から出るクランクシャフトの先端にピニオンギアを装着。
その上のアイドラーギアを装着。この二つはダメージが大きかったので交換した。カムシャフトギア二つは再利用しようと思っていたが、装着する段階になって改めてよく見るとやはりダメージが気になり、交換することにした。これから探す。
ということでまたパーツ待ちになるが、ひとまずカバーを閉じて出来上がりのイメージを出してみた。真ん中の三角プレートも追って新品に交換する。
続いてオイルタンクの交換作業に入る。右のシルバーから左のブラックに変える。互換性のあるT100用の当時物を15,000円ほどで半年前に入手済み。内側含めてコンディションは上々だ。
なぜオイルタンクを変えるのかというと、もともと付いていたやつはカフェレーサースタイル用のため、オイルの注ぎ口がよろしくない位置になってしまうからだ。
トラとテネレのツーショット
オイルタンクのステーの形も微妙に違うから、そのままでは付けられず、サンダーでぶった切る。
さらにリューターで削る。
オイルのオーバーフローパイプを通す凹みが完成。
まだステーに新たなボルト穴を開けないと固定できないが、ひとまずはめてみた。こんな感じになる。

Everything is on the Road

かつては暇さえあればどこかへソロツーリングに出かけ、一人で自由に走ることが最重要で、よほど仲の良い奴としか一緒に走らなかった自分。

今は逆に、よほどのことがないと一人でふらっと走ることはなくなり、誰かから誘われたり、走りたいと言う人を誘って行くことがほとんどになった。

もちろん変わらずバイクには乗りまくってるが、それは「目的地へ行くために乗る」手段であり、かつてのような「バイクに乗るために目的地を探す」つまりは目的そのものとする意欲が、自然と落ち着いた感がある。

今日は、これからバイクを買おうとしている知人に付き添った。バイクをレンタルする葛飾のショップで待ち合わせ。自分が知っているお店だった。

いま一番乗ってみたい、ハスクNorden901が!ツーリング終了後に試乗をお願いするが、日没後はダメとのこと、、、チーン。まぁそりゃそうか。

店の前の国道6号に乗り、まずは牛久にあるラーメンショップ業界最強店と名高いお店を目指し北東へ進む。

大学時代に実家から筑波へ向かって何度か走った6国は、なんだか懐かしい。こうしてかつて走った道に戻った時、「あの時たしかに俺はここにいたんだ」と過去の自分と再会でき、時にシンクロし、積み上げてきた経験値が感じられて、嬉しくなる。

到着!

ネギチャーシューメンをオーダー、うまかった!たっぷりの肉厚チャーシューだが脂身はないので胃もたれせず、箸で簡単にくずれるほど柔らくて絶品。スープの味は自分にはちょっと濃いめに感じたが、まぁ許容範囲のうちかな。
20年ぶりの牛久大仏。空の色と雲の躍動感が良い写真を撮れた。

その後、とりあえず海に出たら到達感があるから九十九里浜へ。道中は車が多く道も単調で楽しくなかったが、やはり海に着いたら気分は晴れた。

感まかせで、九十九里浜の中の不動堂海水浴場という場所に行き着いたが、きっとここがベストだった。そう思える景色が見れた。

葛飾のレンタルバイク店へと帰還して知人と別れた後は、久しぶりにMAX FRIZ本店に顔を出し、代表の佐藤さんと店長の佐田さんに挨拶。道祖神を退職したことは人伝いで知っていると思いきや、知らなかったようで驚かれた。行ってよかった!

いろんなことを話し合い、めちゃくちゃかっこいいいブーツも買えました。本当は売り物じゃなかったけど、佐藤さんが売ってくれた。感謝!

実物はこの写真より100倍カッコいいっす!

海外を走ることに想いを馳せる日々の中、かなり楽しい一日になりました。バイクが生む出来事や絆の大きさを改めて感し、今日歩んだ道と、これまで歩んできた道に感謝する。

MIKABO Super Offroad

とても暑くなった今日、風魔プラス1のお花見林道ツーリングにスーパーテネレで参戦してきた。今年は開花が早かったからもう見れないかな〜と思っていたが、むしろ満開レベルで残っていた。林道には一部残雪もあったから、秩父周辺は俺が思っていた以上に寒い場所のようだ。

総勢27台のオフ好きライダーたちが集結
100% & DEUSコラボのオシャレ系ゴーグル、バーストゥを初めて使ってみたが、林道ツーリングレベルでは充分実用的だった
今やなかなかお目にかかれないTDRのモタードカスタム車もご参加
ランチはサバサンドと、カラシマヨネーズチキンサンドを作り持ってった

難所の少ない御荷鉾スーパー林道だったから、ゆるフワ気分で走っていたところ、、、

前を走っていたTDRが突然ストップ。見るとリアサスペンションリンクが真っ二つに割れちゃっている!!ウギャー
リアサスがスイングアームから外れちゃているから、リアタイヤとリアフェンダーがくっつき、こんなに低いシャコタンバイクになっちゃった、、、エキパイ接地してるし!
一緒にヘルプした方のアイデアで、スイングアームとタンデムステップステーの間に丸太をぶち込み、タイヤが回るクリアランスを確保。その後、三人で協力しながら林道の脱出を試みる。
途中、自分のスーパーテネレとTDRをロープで結び、牽引したりもした。めったにできない、バイクを引っ張る感覚と緊張感が、終わったあと不思議な充実感をもたらした。

何事もなく林道を走り終えたら決して味わえない、おそらく一生忘れられないいろいろと熱い一日になりました!

Triumph Restore Diaries

クランクシャフトのスプロケット、プラチマリーチェーン、クラッチのアウタースプロケットを取り付けた。

が、アウタースプロケを付けて本締めしたところで、二週間前に付け終えていたミッションのシャフトが回らなくなる。そこで、またミッションを外す。わずかにおかしい箇所が2ヶ所あり、修正してまた組み直すとちゃんと動いた!このぐらいで済んで良かった、エンジンの組み立ては何か一つのミスでぶっ壊すことがあるから、三歩進んで二歩下がってもしょうがない。

スプロケ2つとチェーンを装着、こういうわかりやすい動力パーツを付けると一気に進んだ感がありうれしい
古いトライアンフのスペシャリストのタイムトンネル伊藤さんによる指南と、オーナーズマニュアルを参考に組み立てていく
ニードルローラーベアリングを入れていく。チョコベビーみたいな形だな〜
20コ全部を入れ終えたの図
まだまだこんな状態だけど、致命的だったクランク周りのダメージを治療してクランクケースを乗せた今や、自分にとっては相当にできてきた気分だ。
クラッチプレートを入れていく。スチールプレートをオリンピックマークみたいに並べてみた
クラッチの装着も完了!

あとオルタネーターとタイミングサイドを組めば腰下が終わり、腰上へと進む。オーバーサイズの新ピストンをイギリスにオーダー中で、届き次第シリンダーをボーリングに出し、それが終わるのを待つ間に車体=見た目の再構築とカスタマイズを進めていく。ぜんぜん違うスタイルに生まれ変わらせるのだ!

不注意でヒートガンのヘッドに触れてしまい、手のひらに軽く火傷した。バイクいじりに生傷は絶えないが、手を痛めた分だけバイクは直っていく

次の作業日で腰下完成を目指します!

Manage of Riding Mongolia

もともとはトライアンフ修理の続きをしようとしていた今日だが、夏のモンゴルバイクツアーの件で調べたい事が昨日いろいろと思い浮かび、予定を変更した。現在5名の参加が決定していて、俺はコーディネーター兼添乗員として同行予定。自分のバイクをウランバートルへと送ってモンゴルを走る計画だが、俺はそうせずにWR450Fとかを現地で借りたいと思っている。

バイクの輸送を相談している会社に、用意すべき必須書類を教えてほしいと聞いているのだが、返答がいまいち腑に落ちず曖昧なこともあり、ちゃんと調べないとヤバい!と考えた。渡航や国際間輸送には書類がつきもので、正確な情報のもと正確な書類を用意しておかないと、取り返しのつかないことになる。そして発行は申請機関のペースや判断に委ねられるから、基本的に取得には時間を要すると考えるのが前提だ。これがないとバイクが送れない、戻せないという書類が後からわかり、間に合わなくて終了という思いはしたくない。

まずは陸運局へ。いつもバイクの車検やナンバー取得で利用している行きつけの川崎陸運局は、家からバイクで10分程度の場所にあるから近くて助かる。

5年前の海外ツーリング時に登録証書を取得する際、大変お世話になった加藤さんがいたら気軽に相談できたが、残念ながら退職していた。しかし、年度最終日の忙しいタイミングながら、吉野さんという方が親切に対応してくださり、調べたい情報は入手できた。

次に、これまでやり取りしてきたところとは別の輸送会社の事務所に行って相談をした。コロナ禍でストップしていたこの老舗でモンゴルに強い会社が4月からまた輸送を再開するという情報を聞きつけ、連絡をとってみたところ、モンゴル人が社長を務めるこの会社はなんと、俺の自宅から自転車で10分ほどの近所にあった!

詳細は割愛するが、ここでとても有意義な話ができた。俺が必要ないと思っていたATAカルネを取得した方が(手に入れるのには小細工しないといけないが)通関がスムーズになること、中国の天津からコンテナを乗せる列車は40フィートコンテナのみであること(20フィートだともう一本の20フィートを積むまで待たねばならない)、など。

他にもたくさんの良い情報と条件を出してくれて、見積り的にも問題ないし、エアチケットの予約もやってくれるからとても頼れる会社だとわかった。いまやネットで航空会社から直で買えるけど、状況によっては旅行会社に依頼した方が良いケースもあり、比較検討した結果今回の場合はそうした方が良い。旅行会社で働いていたからわかる。

さらにこの会社の一番大きなメリットは、バイクを港へ持ち込むのは5月11日(他社は4月14日)でよく、港は川崎(他社は大阪の岸和田)と断然便利で、準備時間的にも移動の手間的にも非常に助かる点だった。送る日が遅くなれば現地到着も遅くなるリスクが上がり、最悪ツアーまでにバイクが到着しないという結果も無きにしもあらずだが、諸々考えた結果この会社を信じることに決めた。モンゴルに住む知人の日本人や、知人のモンゴル人とビジネスをしてきている点も、信頼するに足る理由だった。

夏のモンゴルバイク旅が、一歩前進した。実現してみせるぜ!

モンゴルを走って見た景色を、いくつか。

改めて、空の青さがヤバい。

そして、夜は星空の美しさがヤバいのだ!