The Worst Journey in the World

今年のロシア行きはあきらめたが、デジニョフ岬を目指す遠征はもともと2年がかりの計画だから、それが2023年で一気にやるに変更したにすぎない。日露関係も悪化しはじめてしまったが、来年に向けてのモチベーションを上げ続け、準備をしていかないと。目標をイメージし続け、毎日1mmずつでもいいから近づけるように信じ、努力し、行動していかないと実現できないだろう。

アフガニスタンやシリアの報道が全くされないのはおかしな話で、そこで起きている破壊活動や非人道的行動もペースを変えず報道してほしい。マスメディアが流す情報=自分の頭にしてはいけない、いつでもニュートラルに入れられる心の余裕をもって世界を俯瞰しないといけない。

帯には、『完全なる孤独と救いなき暗闇の中で』と書かれていた

知人が紹介していた本が気になって、買ってみた。俺が目指すのは北極圏だけど、極寒の地の旅がいかに厳しいものか、困難の行き着く先は同じはずで学ぶものは多いと思い、バーチャルトリップに出る。

うまくいかない日々から生まれる心の陰鬱も否定せず、飲み込むことで強くなっていきたい。

The Decision is…

ロシアによるウクライナ侵攻はまだ終わりそうにないから、気を揉みながら待っているよりロシア人にコンタクトをとり、返信がきた。

以前もお世話になったバイクの通関をしてくれる人で、とても頼りになるため今回もこの人物にバイクを送る予定だったし、この人の協力ありきで考えていた。以下、原文ママ。

大変な状況下にも関わらず、こういうちゃんとした返事をくれて心から感謝する。このメールの後もやり取りをして、今回の非常事態とプーチン大統領に対する一般ロシア人の反応を引き出そうと試みたが、叶わなかった。政府にバレるとまずいから、下手なことは書けないのだろう。

バイクが輸送できて飛行機が飛ぶなら、リスク承知でロシアには行くつもりだった。

自分のロシア遠征計画を知っている人は、「いまロシアなんて絶対無理でしょ!」とか、「いま最悪のタイミングだね。。」とか言ってくれるが、そうかな?と思ってしまう。少なくともロシアという国を実際に旅して内情を見た俺の方が、現地の様子を若干リアルにイメージできる。

その上で、未来のことなんて誰もわからないから、いま行きたくて行けるなら行こう、と考えるのだ。

だって、2022年に世界の大国が戦争を起こすなんて、誰が予想していただろうか。

2019年末から騒ぎ出した新型コロナウイルスなるものを、2022年になってもまだ騒いでるなんて誰が予想していただろうか。

戦争している今行くのは最悪でやめた方がいい、なんて俺は考えない。ロシアに限らず日本も含めて、この先もっと動きにくい世界になるかもしれない。明るい未来に期待して先延ばしにしても良い方に転がるかはわからないから、いま行きたくて行けるなら行こう、と考える。

しかし、だ。

「戦闘地域からは8000kmほど遠く離れている。当然ロシア国内だからしわ寄せや影響は多く大変だけど、日本からバイクを送ることはできるし何とかなるから、請け負うよ。」

こんな返事が来ることを望んでいた。だが、その淡い期待は見事に打ち砕かれた。思えばこれは俺の心が欲していた声にすぎない。

一番肝心で土台となるバイク輸送の道が、途絶えてしまった。頭の片隅ではあり得るとは思っていつつ、突きつけられるのが嫌でロシアとコンタクトを取らずきたが、勇気を出して聞いた結果厳しい現実が待っていた。

一度熱くなってしまった心を冷ますのはなかなか難しい。溜めてきたエネルギーを発散しないと気が済まない。代案として、

①ロシアじゃない国での挑戦を見つけ、バイク遠征をするプラン

②もともとロシア遠征後の8月に予定していたモンゴルバイクツアーのアテンドの前後もモンゴルに滞在する。トータル2ヶ月ほどモンゴルを走りまくり、2022の夏はモンゴルに絞るプラン

③未完成状態の大きなモノ作り二つ、千葉のガレージとトライアンフのレストアを確実に終わらせる。そして千葉のガレージ近くに移住して今後の活動拠点となる広い敷地を手に入れる。また、日本で行ってみたい場所ナンバーワンの小笠原母島に行くなど、国内での活動に精を出すプラン

じっくりよく考えます。

Triumph Restore Diaries

今日はトライアンフ5TAにトランスミッション(ギアボックスともいう)を装着し、復活に向けまた一歩前進!👣

取り付けがミスるとギアチェンジに異常が出る重要作業です。
実際に装着する向きは逆で、長いシャフトがクランクケースの奥に見えるベアリングの穴に入る。このシャフト以外にも決めた位置に入れなければいけない箇所があり、ギアの噛み合わせもズレてはいけないから、慎重な仕事を要される。
取り付けて動作チェックしたところ問題なし、良かった〜!
カバーも装着、やったぜ!
このハンドメイドのシフトポジションインジケーターがいい味出していてお気に入り。

次回はクラッチを装着する予定です!

あと、世田谷通り沿いにある「タナカロボ」という名前の気になっていたラーメン屋で昼食。看板メニューの『鯛煮干しの塩そば』を頂いたが、ラーメンというには超あっさりでスルスルと入り、体へのパンチも少ないやさしい味だった。乗っている肉はチャーシューではなくソーキなので、沖縄そばに近い感じ、コーレーグースも置いてあったし。これはこれで悪くなかった、他のメニューも気になるからまた行ってみようと思う。

ONE GIANT STEP 

3月13日。バイク用語では「腰下」と呼ばれるクランクケースの治療が終わったので、車体に乗せました!ちなみにシリンダーから上が「腰上」になる

しかしシンプルなフレームだな〜。このスカスカの車体に、、、
クランクにコンロッドを付け(ここまでが本当に長〜い道のりだった、、、)液体ガスケットを塗って閉じたクランクケースを乗っけた!!!
ついでにフレームやリアタイヤ周りなどを洗車、きれいになりました!

たった一つの行程が進んだにすぎないが、抜け殻だったバイクにまた走り出す力の源が戻った。小さな一歩を踏んで大きく前に進めた気分!

夜は高校時代の友人たちと久々に飲んで、学生時代に戻ったような楽しい時間を過ごすと同時に、いい刺激ももらえた。

また、2月に更新手続きをしたパスポートを受け取った。写真が10年という歳月を物語ってきた。

←左 2012 JTB営業マン時代

→右 2022 風来坊となった今

どんどん社会からズレていってる感じだけど、それで構わないし、その方がおもしろい。

Keep on Rolling.

VISION #3

ロシア渡航が最悪の状況となっている今、どうすれば目的を達成できるか、現実路線で考えてみた。

▶1. サポートカーについて

自動車メーカーの協力を取り付け、プロモーションと耐久テストを兼ねて、電動バイクのバッテリーを充電する性能を持つSUV(ex.三菱アウトランダーPHEVや、TOYOTAのRAV4ハイブリッドなど)を提供してもらおうと思っていたが、現状ではロシア遠征のスポンサード営業なんて不可能だから、サポートカーの無償貸与は諦めるつもりでいる。そうなると自分の車=日産エクストレイルT31型に決定、電動バイクのバッテリーチャージはDC/ACコンバーターと巨大容量のモバイルバッテリーでなんとかできそうだ、という気がしてきた。

【モバイルバッテリー】

【コンバーター】

問題は、サポートカードライバーの確保だ。手を上げてくれた人がいたがさすがにこの情勢下になって辞退、当然だろう。俺は夢のために命を賭ける覚悟をしてるけど、巻き込まれても構わないと思う人なんているわけがない。

ロシア人が所有する車&ドライバーを雇うという手段があるが、ハードな長旅の相棒は信頼できる車とドライバーが必要だ。日本レベルのクオリティで整備された車両と、100%意思疎通できるスタッフでないとトラブルが起きる可能性は高い。。

▶2.バイクについて

サポートカーの帯同が非現実的となった以上、一人で走るしかない。そうなると、給電ありき&荷物か積めないの電動バイクによるチャレンジは諦めざるを得ず、、、代案は?普段一番よく乗っているXT1200Zスーパーテネレが浮かんだ。電動バイクと比べ先進性や話題性は相当劣るけど、このバイクなら同じぐらい挑戦意欲を掻き立てられることに気がついた。もともと自身で困難や制約を課して、とてもじゃないけどやってみなけりゃわからないレベルにするために電動バイクを考えたが、このバイクならそれに足る。

左がテネレ、右がSUR-RON、車重の差は200kg以上

ガソリン満タン時の重量は260kg、荷物を積むとそれ以上の超巨艦。5年前の大陸横断挑戦時は、このビッグマシンでアフリカまでとても走りきれる気がしなかった(予想できない悪路とか修理パーツの入手しづらさとかで)からTT250Rで行ったが、今回の片道5000kmと骨の道ならば、今の俺なら何とかなるかもしれないと思えてきた。この5年間が、俺を叩き上げてくれた。オフロードでの戦闘力は非常に高いから、モンスター級の重戦車だけど乗りこなせればどこまででも行けるし、そう思えるぐらいに乗り慣れた。

また、5年前にロシアで会ったマガダンから来たライダーが乗っていたバイクが、旧750ccのスーパーテネレだったのだ。この時はじめて「マガダン」という言葉を聞き、地図を見てとても遠い場所だと思ったものだが、経験値とスキルが上がった今の俺ならば挑む意欲が湧いてくるし、ストーリー性がある。この挑戦をすることは、あのライダーと出会った時から決まっていたのか?そういう運命だったのかな、、、

こんなフル装備のロシア人ライダーと会ったのは、唯一彼だけ。それだけに、マガダンという街までの道のりの険しさを物語っていた。

と、いうわけで!XT1200Zによる単独行が最も現実的になってきました。

Keep on Rolling.