TRIUMPH Restore Diaries

ここ2週間でフロントタイヤの19インチ化と、タンクステーの製作&取り付けが完了して、自分の中ではBig Changeを遂げたMyトラ。その過程を記します。

バイクたちが格納された閉店後の店内にて、いま18インチのフロントタイヤを19インチ化すべく、なんとかスペースをつくりフロントタイヤを外す。
完了!
次にハブを取り出す。アクスルシャフトを万力に固定して回らなくし、インパクトでブレーキパネルのロックナットを外す。
ブレーキパネルを外し、
バラしたついでにブレーキのオーバーホール。シューとブレーキドラム内の錆取りと、接着部位をグリスアップした。
タイヤを外し、
リムからスポークを外してハブを摘出する。スポークはステンレスだから錆なし、リムはまぁまぁ錆びてるけど磨けばそれなりに綺麗になるレベル。英車のホイールはまぁまぁ貴重だから、リムとスポークとタイヤのセットでヤフオクに出そうと企んでいる。
ハブがバレた。
前オーナーによるハンドメイドのエアインテークカバーのボルトが錆びてるため、塗装すべく外す。舐めやすいマイナスネジでかなり強くとめられているため、ショックドライバーを駆使してで外した。
ブレーキシューはまだ使える厚みがあったから、表面の錆取りだけペーパーで削って再利用することに。
ブレーキパネルは表面を磨いて綺麗にしてあげた。エアインテークカバーを外したから穴が目立つ。
ひと通りチェックを終え、19インチのNEWリム&NEWスポークでフロントを組んでいく。英車のスポークパターンは国産車と比べて単純だから、仮組みまでは簡単だ。しかしその逆に、、芯出し=リムの触れ(フレ)が無いようにスポークを本締めすること=は難しいイメージがある。リムの精度が低いのか、スポークのパターンが単純がゆえにスポークの緩急が敏感にリムに反映されるのか。理由はわからないが。
とりあえず仮組みまではササッと完了!
そして、いざ本締めへ。タイムトンネル流、ペール缶に渡して、
リムを回転させて、フレを割り箸とのズレで見極めポスカでマークし、締め具合をコントロールしなかがら少しずつニップルレンチを回して、フレが極力少なくなるようにスポークを張っていく。
今回、一回では決まらず一度全部緩めてやり直し、2回目で芯が出た!何回やってもフレまくりどツボにハマッてしまうこともありがちなスポーク張りにおいて、特にリムの製品精度が低いことが多い英車を相手に、二回目で納得いくレベルに組めたのはまぁ最短時間で済んだと思っていいだろう。
スポークが決まったから、タイヤを付ける。タイムトンネルに中古のDUNLOP K70が余っていたからとりあえずこれを履き、 そのうち好きなやつに変えよう。
お次はタンクステーの製作にうつる。鉄板をぶった切るところからスタート。
NEWタンクは下からボルト4本で留めるタイプなので、前後に付けるステー二本を切り出す。
ボルト位置に合わせてボール盤で穴をあけていく。まず細いドリルで小さな穴をあけ、それを徐々に太いドリルにして拡張していく。
最終的に16mmまで広げた。
ステーが完成!
フレームに溶接する。
タンクのボルト位置とズレないように前後左右を合わせつつ、ねじれないように、傾かないようにキッチリと付ける作業は、シンプルながら実はとても難しかった。
仮り付けして、確認して微妙にズレていてやり直して、を繰り返しようやく決まった頃には日も暮れていた。
こうした作業を経て、冒頭のこの姿になりました!

HAKUBA’s LIFE DIARIES

先週末の6/4㈯〜6㈪も、やりたいことがあって白馬の家に行った。5/30〜7/8までロングステイが入っている5人グループは週末は新潟に帰省するから、その間は俺が泊まって作業を進める。

昨年夏からずいぶん長いことツアラテック店内に置いていた、SHERCOをここに運ぶことが最大の目的だった。高橋店長にトレーラーを借りて牽引してきた。
エクストレイルにヒッチメンバーを取り付けてから、特にバイク搬送の面でいろいろと便利になったなー!
無事、地下の保管庫にPIT IN完了
周辺に林道はたくさんあるから、SHERCOもたくさん走らせてあげよう!
加えてSHERCOのパーツ類とタイヤ4本、トラッパー、テーブル、扇風機を4つ持ってきた。
まだ白さ残る山々が素晴らしく美しいが、この時期はやはり見る見る少なくなっていく。まもなくこの雪を抱く山並みともしばしお別れだろう。
6/5㈰、向かいの家(めちゃくちゃ立派な別荘!)に住む海老沼さん夫婦と一緒にクラフトビアマルシェin白馬に行く。
白馬をよく知る海老沼夫妻、本当にいろんな情報を教えてくださり助かる。最近、敷地内の木を切りまくって白馬の景観に似合わない家を建てるケースが散見されることを嘆いていた。「木や草花が無い方がいいなら、わざわざ白馬に来ないで東京でいいじゃないか」というお言葉に、なるほどと心を打たれた。
5種類のクラフトビールを飲んだけど全部おいしかった、水がいいからなのかな。俺も自作ビールや日本酒を造りたくなってきたぞ〜!
隣人のコウヘイさんに、「白馬の住人の様子や空気感がよくわかるローカル祭りだから、オススメだよ!」と紹介されて行ってみたが、なるほど。ヒッピーカルチャー的なスピリットが息づくエリアなんだな、ゆえにオープンでポジティブでナチュラルな雰囲気の人間が多いんだな、と理解した。
翌朝は日曜大工。リビングの壁一面を使った大きな窓にはロックが無いため、こんなアナログな板のロックを家にある部材と電動ツールで自作した。
他にも家の案件をいくつか片付けた後、「そば神」さんで美味しいおそばを食べてから、
適当なスポットに車を停め川に入り、久々に渓流釣り。しかし、前日からの雨で川はコーヒー牛乳のような濁流、コンディション悪すぎてヒットすらなかった。。。

行くたびに、いいところだな〜と感じる白馬。川崎ライフのクロージングをなるはやで進め、白馬を楽しむ時間をできるだけ増やしていきたい。

Sunrise Sunset Touring Rally

5/20〜22、28〜30と二週連続で、石川県の羽咋市に行ってきた。千里浜なぎさドライブウェイで開催する、SSTRというオートバイイベントのお手伝いに。もともとはロシアへ旅立つ直前なので今年は無理だったが、遠征計画が無くなったから手伝ってきた。

幾度となく訪れてきた千里浜。今年はロシア遠征用に買った電動バイクのSUR-RONを連れていった。ここでかなり広範囲に渡るイベントをやるから、ある程度離れたポイントへ動く時には車じゃないと大変で、車だと邪魔になるから動けない、という時もあった。それをこいつなら確実に打開できると考えて持っていったのだ。
バイク専用のキャリアだとバイクにしか使えなくなるから、通常の荷物用ヒッチカーゴで試してみたところ、完璧な組み合わせだった!CURT社製の品番18109 という商品で、使わない時は縦に折ってコンパクトにでき、横幅はエクストレイルよりもちょっと短いぐらいでパーフェクト、SUR-RONもジャストで乗っかった。
本部ホテルの「ゆ華」にて、風間さんのHP2エンデューロとのコラボ
こんな特別なマシンと、至福のツーショットが撮れた。
息子でダカールラリー出場ライダーのの晋之介くんもその実用性にご納得、みんなでよく使ってめちゃくちゃ重宝したと言ってもらえ、読みが的中して嬉しかったー!こう見るとバイク細くて華奢だけどぜんぜん問題なく砂浜をガンガン突き進んでくれる、軽くてタフなヤツだ。
俺はイベントが終わった後、違うスタッフが乗ってきたNinja H2を借りて浜を走ったりした。4気筒を走らせたことなんて教習所以外ではほとんどない(たぶんZX-12R、XJ900S、GSX-S1000F、Z2、Z1-Rの5台だけで、最初の2台以外はチョイ乗りレベル)から貴重な体験をさせていただけた。同じカワサキのメガスポーツZX-12Rはもっとモッサリとした加速感だったが、H2は何速でもアクセルを軽く煽るだけでビンビンに加速、特に信号の無い千里浜だったから超楽しかった!
バッテリー上がりのバイクをレスキューしたりもした
素晴らしい夕陽!
9日間にわたり開催したイベントの完全終了後、慰労会でこんなご馳走をいただけた。俺は4日間しか手伝わなかったからなんだか申し訳ない。感謝!!
イベント翌日の30㈪、朝6時に羽咋をあとにして白馬へと向かった。
この日は天気も最高に良かったから、白馬の家の雰囲気も最高だった。
俺は7月末から10月途中までここに住むが、その前の住めない期間中はもったいないなぁと思っていたところ、なんと!AirBnBで5/30〜7/8まで39泊の長期ステイ予約が入ったのだ。梅雨の期間中閉めっぱなしだとカビが心配だからたまに風通しに行かないとな〜と思ってたから超ラッキーだし、収入面でも大きなプラス。
今回5名グループが泊まるから、カギ誰が持ってる?問題を防ぐためにプッシュボタン式キーを稼働させることにした。
取説に従いセットしてみる。なるほどこんな仕組みになってるのか〜。
無事セット完了し、ドアに取り付けた。

夕方になって宿泊するゲストたちが到着、挨拶と家の説明をする。これから緑が美しいが、雑草たちも秋までは恐ろしい勢いで伸びるから、管理しないとヤバい。そこで、来週また白馬へ行くことにした。バイトしていたツアラテックに長い間保管してもらっているエンデューロバイクShercoをここに移し、草刈りやら家周りの整備をし、ゲストたちに一週間暮らして何か不具合はないか確認し、時間があれば近くで渓流釣りもできればなぁと思っている。

Triumph Restore Diaries

時間が取れずにちょっとの間ストップしていた作業を再開。これからはほぼ毎晩の勢いでやっていく!

エキゾーストバルブのカーボン落としから。ベルトサンダーで荒削り。
次にボール盤にバルブを装着、ステム部分はガムテープぐるぐる巻きにしてチャックの噛む力から保護。回しながらサンドペーパーを上下から当てて、傘の底と上もツルツルに仕上げていく。
キズや汚れは完全に取れないから、まぁこんなもんで上出来でしょう!
ヘッドのボルト穴にバルブを刺して並べてみた。左の黒い二本が外したインテーク(交換する)、真ん中上の二本が外して磨いたエキゾースト(再利用する)、右上の一本が入れ替える新品のインテーク(写真は一本だが二本買ってある)
そして!先々週オーダーしたエキゾーストパイプとフロントフェンダーとフロントゼッケンプレートがやってきた!
俺のイメージとおりのパーツを製造していたAce Classics。外装に進んだ段階でここを発見できてマジで良かった、妥協せずに好きな形で仕上げられる。
送られてきたパーツたち。エキゾーストパイプはBare Metal、何のコーティングもされていない生鉄だ。その質感が予想以上にカッコよく、耐熱クリアだけ吹いてとりあえずそのまま付けちゃおうかな!?と迷うほど。でも予定通りマットブラックに塗ろうかな!
外装パーツはとりあえず置いておいて、優先順位的にフロントホイールの19インチ化に着手する。
こんな中でなんとかスペースを確保し、フロントホイールを外す。
アクスルシャフトを万力にセットし、インパクトを使ってブレーキパネルの固定ナットを緩める。
成功。ブレーキシューとドラム内部のサビが、乗れていなかった年月を物語る。
内部冷却のための手作りエアインテークはワイルドな感じでお気に入り部分の一つ。
タイヤ取って、
ハブを取り出せた!
ニップルはステンレスだから全く錆びておらず、切らずにニップルを緩めて外す。英車のパーツは基本的に貴重だから、もう使わないこのスポークとリムはもちろん、タイヤもヤフオクで売ろうかなと思案中。

今日の作業はここまで。

Triumph Restore Diaries

5/14㈯、エンジンのヘッドの掃除からはじめる。

ひっくり返したヘッドと、バルブが4本。
燃焼室内部にはカーボンがガッチリこびりついている。
コリコリ削る。少しずつ、しかし確実に落ちてキレイになっていくから地味に楽しい作業。
擦っても落ちない段階まできたら、キャブクリーナーをかけてブラシでゴシゴシ。
さらに灯油で洗い、
ガンコな油汚れも落としてくれるバイク用の特殊な洗剤で洗って、
ここまでキレイになりました!
本来はこっちが上の面。ロッカーが入る部分を見ると、インテーク側よりも圧倒的にエキゾースト側が汚れるのがわかる。
エキゾーストバルブにこびりついたカーボンも落としていく。インテークバルブの方は状態が悪かったため新品交換することにした。
ヘッドとバルブの掃除が一区切りしたから、タンクの装着に入る。といっても違うトライアンフのタンクを流用して取り付けるからステーを自作しないといけなくて、なかなかの大仕事だ。しかしこれをやらないと全体のバランスが見えずシート製作にも進めないから、始めなければ。このタンクが1960年代のものなんだから、我ながらほんと掘り出し物をゲットしたな〜と思っている。今はまだ何も付けてないから良さが伝わらないけど、エンブレムやニーグリップラバーらをちゃんと取り付けたヤバいぐらいにカッコよくなるから、ご期待ください!!
とりあえず乗せてみた。が、セパハン&ヘッドライトの位置が低いため(セパハンのクリップの下にライトステーがある)、なんかイメージと違うし見えてこない。そこで先にハンドルを変えてライトを上げることにした。
長年連れ添ったこのスタイルともいよいよお別れし、新しいかたちへと生まれ変わっていく。
フロントフォークのインナーチューブはサビサビだ。ライトステー次第では見えなくなる箇所だが、ここも交換するかもしれない。
じゃーん!!ワイドなハンドルのバイクに生まれ変わりました!

今日はここで時間切れ、タンクの取り付けはまた次回に。

帰宅してネットでパーツを探していると、、、ほしくて探し続けていたこのマフラーを、ついにAce Classicsというショップで発見!!大物だから送料だけで£100もしたけど、迷う余地無く即購入!在庫ラスイチでした

俺のバイクはシルバーフレームにゴールド&クリーム色のタンクと全体的に色が薄くなるから、マフラーはマットブラックに塗ってやるぜ!!