TRIUMPH Restore Diaries 投稿日: 2022-06-10 投稿者: 金本 幸洋 カテゴリー: 2. motorcycle バイク、TRIUMPH Restore Diaries ここ2週間でフロントタイヤの19インチ化と、タンクステーの製作&取り付けが完了して、自分の中ではBig Changeを遂げたMyトラ。その過程を記します。 バイクたちが格納された閉店後の店内にて、いま18インチのフロントタイヤを19インチ化すべく、なんとかスペースをつくりフロントタイヤを外す。 完了! 次にハブを取り出す。アクスルシャフトを万力に固定して回らなくし、インパクトでブレーキパネルのロックナットを外す。 ブレーキパネルを外し、 バラしたついでにブレーキのオーバーホール。シューとブレーキドラム内の錆取りと、接着部位をグリスアップした。 タイヤを外し、 リムからスポークを外してハブを摘出する。スポークはステンレスだから錆なし、リムはまぁまぁ錆びてるけど磨けばそれなりに綺麗になるレベル。英車のホイールはまぁまぁ貴重だから、リムとスポークとタイヤのセットでヤフオクに出そうと企んでいる。 ハブがバレた。 前オーナーによるハンドメイドのエアインテークカバーのボルトが錆びてるため、塗装すべく外す。舐めやすいマイナスネジでかなり強くとめられているため、ショックドライバーを駆使してで外した。 ブレーキシューはまだ使える厚みがあったから、表面の錆取りだけペーパーで削って再利用することに。 ブレーキパネルは表面を磨いて綺麗にしてあげた。エアインテークカバーを外したから穴が目立つ。 ひと通りチェックを終え、19インチのNEWリム&NEWスポークでフロントを組んでいく。英車のスポークパターンは国産車と比べて単純だから、仮組みまでは簡単だ。しかしその逆に、、芯出し=リムの触れ(フレ)が無いようにスポークを本締めすること=は難しいイメージがある。リムの精度が低いのか、スポークのパターンが単純がゆえにスポークの緩急が敏感にリムに反映されるのか。理由はわからないが。 とりあえず仮組みまではササッと完了! そして、いざ本締めへ。タイムトンネル流、ペール缶に渡して、 リムを回転させて、フレを割り箸とのズレで見極めポスカでマークし、締め具合をコントロールしなかがら少しずつニップルレンチを回して、フレが極力少なくなるようにスポークを張っていく。 今回、一回では決まらず一度全部緩めてやり直し、2回目で芯が出た!何回やってもフレまくりどツボにハマッてしまうこともありがちなスポーク張りにおいて、特にリムの製品精度が低いことが多い英車を相手に、二回目で納得いくレベルに組めたのはまぁ最短時間で済んだと思っていいだろう。 スポークが決まったから、タイヤを付ける。タイムトンネルに中古のDUNLOP K70が余っていたからとりあえずこれを履き、 そのうち好きなやつに変えよう。 お次はタンクステーの製作にうつる。鉄板をぶった切るところからスタート。 NEWタンクは下からボルト4本で留めるタイプなので、前後に付けるステー二本を切り出す。 ボルト位置に合わせてボール盤で穴をあけていく。まず細いドリルで小さな穴をあけ、それを徐々に太いドリルにして拡張していく。 最終的に16mmまで広げた。 ステーが完成! フレームに溶接する。 タンクのボルト位置とズレないように前後左右を合わせつつ、ねじれないように、傾かないようにキッチリと付ける作業は、シンプルながら実はとても難しかった。 仮り付けして、確認して微妙にズレていてやり直して、を繰り返しようやく決まった頃には日も暮れていた。 こうした作業を経て、冒頭のこの姿になりました! 共有:TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中… 関連