
3月10日、電動バイクSUR-RONではじめて林道をがっつり走ってきた。目的地までは車で運び、走行時は11kgの予備バッテリーを背中にしょって。ドラゴンボールの超初期で、亀の甲羅を背負って修行していたシーンを思い出した🐢






持っていたDAKINEの小ぶりなバックパックが、偶然SUR-RONのバッテリーにシンデレラFIT!!バッテリーを体に完全に密着させられるから暴れず、重さや疲れをほぼ感じなかったのは嬉しい。



一般的なオフ車に混じって走り、その良し悪しがよくわかった。
◎GOOD◎
とにかく軽い、足つきがいい、足での操作がいらないから簡単、疲れにくい、エンジンバイクに負けずパワフルな走り、250ccクラストレール車と負けず劣らず、小さくてどうにでもなるという安心感、バイクとの比べて平面が多いし小さいから洗車がラク(ガンガン水かけて問題なし!)
⇒狭くてヌタヌタな道とかも何の心配もなく走れる。エンジンバイクのほとんどが苦戦した滑りやすいチュルチュルな登り坂もグイグイ上がった。細いタイヤのトラクションの弱さを心配したが、それよりも車体の軽さのメリットの方が大きくて滑っても後退せずに進んでくれた。基本的に道幅が狭くほぼタイヤ一本分のラインしかないシングルトレイルの今回のような千葉の林道では、パワフルな突き出しのSPORTSモードではアクセルワークを誤ると崖落ちするリスクもあったのと、節電のためECOモードで走ったが、充分バッチリ走ってくれた。自分レベルの腕でスピードを求めなければ、狭い林道ならば終始Eモードでもいいかなという感じたほど。
◉NOT GOOD◉
①軽さとホイールベースの短さゆえの弾かれやすさ。連続した根っこでは弾かれ続けれて車体が暴れまくり、ぜんぜん思い通りに走れなかった。トラ車の乗り方ができる人ならば問題ないかもしれない。また、その時は気合い入れてSPORTSモードにしてたから、加速がよくてなおさら弾かれてしまったのかもしれない。
②ハンドルのステムマウントが自転車と同じシステムだからバイクとしては弱く、強い力がかかると前後に回転してしまう。スロットルホルダーもろとも回るからその瞬間スロットルをガバ開けしちゃったり、ブレーキシステムに干渉してブレーキが一時的に効かなくなったりと、一瞬ヒヤッとする出来事が何度かあった。
③これは慣れだと思うが、やはりバイクとは挙動が違うのでイメージ通りの動きにならない時が稀にあった。やはり弾かれてしまうのが最大の要因と思う。
★その他わかったこと★
①想定どおりだが、林道をほどほどの速さで走る場合、バッテリー消耗ペースはとても緩やか。舗装路をエンジンバイクと同じペースで走るにはSモードを多様することになり、バッテリーはガンガン減る。
②SモードはアクセルOFFにするとエンブレのような減速があるが、Eモードでは無い。Eモードはアクセルを全閉にしても惰性で進行し続けるから、下り坂ではどんどん加速する。SモードはアクセルONOFFだけでキビキビ走れ、Eモードは惰性でも進んだ方が電費が良いから、そうなっているんだなと思う。
③バッテリー残量が10%以下になるとSモードに入らずEモード固定になる

経験豊富な林道ライダーたちが多かった今回、一人だけ電動バイクでドキドキ・ワクワクしながら走った、林道と林道の移動区間の舗装路はやはりエンジンバイクに軍配が上がるが、山に入るとこちらの走破性の方が高かったと思う。バッテリーが持たず途中離脱するイメージだったが、2個駆使することで、何とか一日遊ぶことができたのだった。

また、乗らせてと言う人とは途中でバイクを交換したから、SUR-RONの他にXR400、WR250R、SEROW250でも走ることができ、それぞれの特性を味わえたのも良い経験だ。SEROW250が想像以上の良い走りで、ノーマルサスでもなかなか良い仕事してくれた。さすがはトレール車の王者!

それなりに難易度のある林道ツーリングをしてバッテリーを2個丸々空にする経験の中で、バイクについてもいろいろと考えることがあった。
サポートカーの話と合わせて次回書きます。
Keep on Rolling.