Move Forward 

今朝セントラルエキスプレスの事務所に行くと、5/11にモンゴルへ向けて送ったバイク6台が、最大の難関であった中国の天津港(6000本のコンテナが先に進まずスタックしているというウワサ!)の順番待ちをうまくすり抜け、ウランバートル行きの列車に乗ったという吉報をいただけた。

約1ヶ月前にバイクを預けた川崎港の風景。やはり海は地球上あらゆる場所へとつながっているという当たり前のことを身を持って実感する。

中国からモンゴルへと国境を越え、ウランバートルで輸入通関が完了するまでまだまだ油断はできないが、とりあえずホッと一安心だ。とにかく一番の悩みのタネであった渋滞ポイントをクリアできたので、8/5からスタートするモンゴルツーリングでバイクが無事到着している可能性がかなり高まった!

その吉報を受けて、参加者から預かっている6台分のバイクのキーと、一時的な輸入品であることを証明して無関税にする書類カルネを、ウランバートルのサポートチームへと送る。タイミングよくモンゴル行きのEMSが6月から復活し、DHLだと25000円かかるものが2800円で済んだ!

6台分のキーとカルネが入った大切な箱。無事ウランバートルに届きますように!
続いてタイムトンネルへ。お店では使わない純正シート(要するに売り物としては使えるレベルじゃないもの)をもらってぶった切って、ワンオフのシングルシートを製作する。まずレザーとアンコを外してシートベースを取り出す。
グラインダーでぶった切って、、
真ん中を落として詰めて、、

溶接でくっつけて短くして、、
こんな感じになりました。が、詰めた部分にはどうしても高低差があり絶壁になってしまい、ちょっと厳しい感じに。。
優しい店長が、なんともう一つ「これ使わねーからあげるよ!」とシートをくれた!前のやつよりサビサビだけど贅沢は言っていられない、感謝だ!気を取り直して今度こそ!
フィニッシュのアールをうまく切り出す技術が必要になるが、鉄板の整形にもずいぶんと慣れたからいけるはずだと考えて、今度は単純に後ろを切り詰めることにした。
ちょっと大きめに切って
サンディングマシーンで削り、最終的な形に整えていく。
さらにベルトサンダーで切り口をなめらかにして、完成!引き続きサビ止め塗料をほどこす。

赤サビが黒サビへと変化していく。この上にさらに黒の塗装をほどこして、デザインイメージと一緒にシート屋さんに送ってアンコとレザーをワンオフで製作してもらい、オリジナルシートへと変化する。自由自在にオーダーできるからカッコよく仕上げるので、ご期待ください♪

TRIUMPH Restore Diaries

ここ2週間でフロントタイヤの19インチ化と、タンクステーの製作&取り付けが完了して、自分の中ではBig Changeを遂げたMyトラ。その過程を記します。

バイクたちが格納された閉店後の店内にて、いま18インチのフロントタイヤを19インチ化すべく、なんとかスペースをつくりフロントタイヤを外す。
完了!
次にハブを取り出す。アクスルシャフトを万力に固定して回らなくし、インパクトでブレーキパネルのロックナットを外す。
ブレーキパネルを外し、
バラしたついでにブレーキのオーバーホール。シューとブレーキドラム内の錆取りと、接着部位をグリスアップした。
タイヤを外し、
リムからスポークを外してハブを摘出する。スポークはステンレスだから錆なし、リムはまぁまぁ錆びてるけど磨けばそれなりに綺麗になるレベル。英車のホイールはまぁまぁ貴重だから、リムとスポークとタイヤのセットでヤフオクに出そうと企んでいる。
ハブがバレた。
前オーナーによるハンドメイドのエアインテークカバーのボルトが錆びてるため、塗装すべく外す。舐めやすいマイナスネジでかなり強くとめられているため、ショックドライバーを駆使してで外した。
ブレーキシューはまだ使える厚みがあったから、表面の錆取りだけペーパーで削って再利用することに。
ブレーキパネルは表面を磨いて綺麗にしてあげた。エアインテークカバーを外したから穴が目立つ。
ひと通りチェックを終え、19インチのNEWリム&NEWスポークでフロントを組んでいく。英車のスポークパターンは国産車と比べて単純だから、仮組みまでは簡単だ。しかしその逆に、、芯出し=リムの触れ(フレ)が無いようにスポークを本締めすること=は難しいイメージがある。リムの精度が低いのか、スポークのパターンが単純がゆえにスポークの緩急が敏感にリムに反映されるのか。理由はわからないが。
とりあえず仮組みまではササッと完了!
そして、いざ本締めへ。タイムトンネル流、ペール缶に渡して、
リムを回転させて、フレを割り箸とのズレで見極めポスカでマークし、締め具合をコントロールしなかがら少しずつニップルレンチを回して、フレが極力少なくなるようにスポークを張っていく。
今回、一回では決まらず一度全部緩めてやり直し、2回目で芯が出た!何回やってもフレまくりどツボにハマッてしまうこともありがちなスポーク張りにおいて、特にリムの製品精度が低いことが多い英車を相手に、二回目で納得いくレベルに組めたのはまぁ最短時間で済んだと思っていいだろう。
スポークが決まったから、タイヤを付ける。タイムトンネルに中古のDUNLOP K70が余っていたからとりあえずこれを履き、 そのうち好きなやつに変えよう。
お次はタンクステーの製作にうつる。鉄板をぶった切るところからスタート。
NEWタンクは下からボルト4本で留めるタイプなので、前後に付けるステー二本を切り出す。
ボルト位置に合わせてボール盤で穴をあけていく。まず細いドリルで小さな穴をあけ、それを徐々に太いドリルにして拡張していく。
最終的に16mmまで広げた。
ステーが完成!
フレームに溶接する。
タンクのボルト位置とズレないように前後左右を合わせつつ、ねじれないように、傾かないようにキッチリと付ける作業は、シンプルながら実はとても難しかった。
仮り付けして、確認して微妙にズレていてやり直して、を繰り返しようやく決まった頃には日も暮れていた。
こうした作業を経て、冒頭のこの姿になりました!

HAKUBA’s LIFE DIARIES

先週末の6/4㈯〜6㈪も、やりたいことがあって白馬の家に行った。5/30〜7/8までロングステイが入っている5人グループは週末は新潟に帰省するから、その間は俺が泊まって作業を進める。

昨年夏からずいぶん長いことツアラテック店内に置いていた、SHERCOをここに運ぶことが最大の目的だった。高橋店長にトレーラーを借りて牽引してきた。
エクストレイルにヒッチメンバーを取り付けてから、特にバイク搬送の面でいろいろと便利になったなー!
無事、地下の保管庫にPIT IN完了
周辺に林道はたくさんあるから、SHERCOもたくさん走らせてあげよう!
加えてSHERCOのパーツ類とタイヤ4本、トラッパー、テーブル、扇風機を4つ持ってきた。
まだ白さ残る山々が素晴らしく美しいが、この時期はやはり見る見る少なくなっていく。まもなくこの雪を抱く山並みともしばしお別れだろう。
6/5㈰、向かいの家(めちゃくちゃ立派な別荘!)に住む海老沼さん夫婦と一緒にクラフトビアマルシェin白馬に行く。
白馬をよく知る海老沼夫妻、本当にいろんな情報を教えてくださり助かる。最近、敷地内の木を切りまくって白馬の景観に似合わない家を建てるケースが散見されることを嘆いていた。「木や草花が無い方がいいなら、わざわざ白馬に来ないで東京でいいじゃないか」というお言葉に、なるほどと心を打たれた。
5種類のクラフトビールを飲んだけど全部おいしかった、水がいいからなのかな。俺も自作ビールや日本酒を造りたくなってきたぞ〜!
隣人のコウヘイさんに、「白馬の住人の様子や空気感がよくわかるローカル祭りだから、オススメだよ!」と紹介されて行ってみたが、なるほど。ヒッピーカルチャー的なスピリットが息づくエリアなんだな、ゆえにオープンでポジティブでナチュラルな雰囲気の人間が多いんだな、と理解した。
翌朝は日曜大工。リビングの壁一面を使った大きな窓にはロックが無いため、こんなアナログな板のロックを家にある部材と電動ツールで自作した。
他にも家の案件をいくつか片付けた後、「そば神」さんで美味しいおそばを食べてから、
適当なスポットに車を停め川に入り、久々に渓流釣り。しかし、前日からの雨で川はコーヒー牛乳のような濁流、コンディション悪すぎてヒットすらなかった。。。

行くたびに、いいところだな〜と感じる白馬。川崎ライフのクロージングをなるはやで進め、白馬を楽しむ時間をできるだけ増やしていきたい。