TRIUMPH Restrore Diaries

一年半かけてコツコツ進んできた復活への道のりも、いよいよ最終段階に入った。

ここ数日で、点火タイミングを司どるデスビを取り付け、マフラーを付け、パーツ製作待ちだったオルタネーターを取り付け、同じくパーツ製作待ちだったキックリターンスプリングを取り付けて、ギアボックスをカバーを閉じた。

デスビをインテークカムシャフトへと通ずる穴に装着。ピストンが圧縮上死点にあるタイミングで、デスビを点火直前の位置にしてはめ込むのは、少しコツがいる。
デスビ本体の動きをプラグコードへと伝えるカバーを取り付け。
これで点火ラインが復活!CHAMPIONプラグコードが久しぶりにカムバックした。
長い間ビニールで目張りし塞いでいたクランクケース左側をようやく進める。クランクシャフトとオルタネーターの間に付ける半月キーが出来上がってきたから、オルタネーターを装着した。
続いて、マフラーの装着に入る。ノーサイレンサーのただの鉄パイプ、超シンプルで感動的に軽い!
限界まで車体に近づけつつも、ギリギリでフレームに当らないように設計されている。
現状だと二本とも同じ長さだが、上の一本のエンドを10cmほどカットして変化を出したい。
500のエンジンに650用のものを取り付けるため、エンジン側の排気ポート外径とエキバイの内径にサイズ差がある。対応するスペーサーを噛ませたがそれでもガタつくため、現物合わせのスペーサーをワンオフで製作する必要がある。おそらくこれが最後の製作パーツになるだろう。

振り返れば膨大な時間とエネルギー、そして100コは超えるパーツを世界中から探しては取り寄せ、ワンオフで製作するものも多数に及んだ。自分でやるから工賃や中抜きは無く、一番安く済ませたとはいえども、決して安くはない金額と心血を捧げてきた日々だ。

それが、ようやく、ようやく終わるのだろうか??出口の光をかすかに感じるようになっている、、、!