11 November
イスタンブール中心部から20kmほど東にある町Maltepeの、TUNAというヤマハのディーラーに立ち寄った。(詳細は次回書きます)この日は挨拶だけにして、日も暮れたので宿を探す。
近くにあったBossuite Hotel Maltepeに値段を聞こうと入るが、レセプションに誰もいない。ほどなく階段をダッシュで駆け上がる足音が聞こえ、髭ヅラの兄ちゃんが現れた。
「なに!?ジャッパァァァァーーー〜ン!!!からバイクかよ!よし、お前の旅に金が必要なのはわかってる!俺のホテルは高いから、スタッフ用のベッドならタダで泊まっていいぜ!!」
ハイテンションなこのErkan(エルカン、真ん中)という男はホテルのオーナーで、軽い夕食まで出してくれ、その後友人のアルパイ(左)とファティー(右)がやってきて一緒に飲んだ。
彼らといろんな話をしたが、その中でも印象的だったエルカンの発言を2つ書く。
「俺たちは、イシット(イスラム過激派のこと)を許さない。奴らはイスラム教徒じゃない、単なるテロリストだ。本当のイスラム教徒は絶対に人を殺さない、俺は絶対にしない。たとえ俺が満腹でも、目の前のお前が腹を空かせていたら、俺は悲しいんだ。俺が満腹でお前も満腹だったら、俺は幸せだ。だから食事も寝床もあげよう、この二日間キャンプで過ごしたお前は寒かったはずだから。」
「今からアルパイってヤツが来るから、来たら握手を求めながら満面の笑顔で、『アルパイ!セレン アムナ クイム!!』(自分なりの聞き取り、実際の発音はもっと複雑なはず)って言ってやってくれ!きっと大喜びするぜ、大丈夫、超おもしろいヤツだから!!」
→言葉の意味は、『アルパイ、F◯ck you!!』って意味だったらしく、アルパイの反応は微妙だった。その後しばらくエルカンとアルパイは軽く言い争っていたような感じに見えた。
ホテルの地下管理人室で爆音ミュージックを流しながら(絶対客室まで音聞こえてたはず)3時頃まで飲み、最終的に客室で寝かせてくれて、朝食まで付けてくれた。
彼らは見た目はイカツイがハートは熱かったし、優しかった。エルカンとファティーは二つのホテルを共同経営していて、その二人よりもアルパイはもっとリッチマンだという。
やはり、バカとマジメ両方を兼ね備えている人は本当におもしろい。彼らと過ごした時間は強烈に楽しい思い出となった、Thanks a lot,Erkan!!