ONE GIANT STEP 

3月13日。バイク用語では「腰下」と呼ばれるクランクケースの治療が終わったので、車体に乗せました!ちなみにシリンダーから上が「腰上」になる

しかしシンプルなフレームだな〜。このスカスカの車体に、、、
クランクにコンロッドを付け(ここまでが本当に長〜い道のりだった、、、)液体ガスケットを塗って閉じたクランクケースを乗っけた!!!
ついでにフレームやリアタイヤ周りなどを洗車、きれいになりました!

たった一つの行程が進んだにすぎないが、抜け殻だったバイクにまた走り出す力の源が戻った。小さな一歩を踏んで大きく前に進めた気分!

夜は高校時代の友人たちと久々に飲んで、学生時代に戻ったような楽しい時間を過ごすと同時に、いい刺激ももらえた。

また、2月に更新手続きをしたパスポートを受け取った。写真が10年という歳月を物語ってきた。

←左 2012 JTB営業マン時代

→右 2022 風来坊となった今

どんどん社会からズレていってる感じだけど、それで構わないし、その方がおもしろい。

Keep on Rolling.

VISION #3

ロシア渡航が最悪の状況となっている今、どうすれば目的を達成できるか、現実路線で考えてみた。

▶1. サポートカーについて

自動車メーカーの協力を取り付け、プロモーションと耐久テストを兼ねて、電動バイクのバッテリーを充電する性能を持つSUV(ex.三菱アウトランダーPHEVや、TOYOTAのRAV4ハイブリッドなど)を提供してもらおうと思っていたが、現状ではロシア遠征のスポンサード営業なんて不可能だから、サポートカーの無償貸与は諦めるつもりでいる。そうなると自分の車=日産エクストレイルT31型に決定、電動バイクのバッテリーチャージはDC/ACコンバーターと巨大容量のモバイルバッテリーでなんとかできそうだ、という気がしてきた。

【モバイルバッテリー】

【コンバーター】

問題は、サポートカードライバーの確保だ。手を上げてくれた人がいたがさすがにこの情勢下になって辞退、当然だろう。俺は夢のために命を賭ける覚悟をしてるけど、巻き込まれても構わないと思う人なんているわけがない。

ロシア人が所有する車&ドライバーを雇うという手段があるが、ハードな長旅の相棒は信頼できる車とドライバーが必要だ。日本レベルのクオリティで整備された車両と、100%意思疎通できるスタッフでないとトラブルが起きる可能性は高い。。

▶2.バイクについて

サポートカーの帯同が非現実的となった以上、一人で走るしかない。そうなると、給電ありき&荷物か積めないの電動バイクによるチャレンジは諦めざるを得ず、、、代案は?普段一番よく乗っているXT1200Zスーパーテネレが浮かんだ。電動バイクと比べ先進性や話題性は相当劣るけど、このバイクなら同じぐらい挑戦意欲を掻き立てられることに気がついた。もともと自身で困難や制約を課して、とてもじゃないけどやってみなけりゃわからないレベルにするために電動バイクを考えたが、このバイクならそれに足る。

左がテネレ、右がSUR-RON、車重の差は200kg以上

ガソリン満タン時の重量は260kg、荷物を積むとそれ以上の超巨艦。5年前の大陸横断挑戦時は、このビッグマシンでアフリカまでとても走りきれる気がしなかった(予想できない悪路とか修理パーツの入手しづらさとかで)からTT250Rで行ったが、今回の片道5000kmと骨の道ならば、今の俺なら何とかなるかもしれないと思えてきた。この5年間が、俺を叩き上げてくれた。オフロードでの戦闘力は非常に高いから、モンスター級の重戦車だけど乗りこなせればどこまででも行けるし、そう思えるぐらいに乗り慣れた。

また、5年前にロシアで会ったマガダンから来たライダーが乗っていたバイクが、旧750ccのスーパーテネレだったのだ。この時はじめて「マガダン」という言葉を聞き、地図を見てとても遠い場所だと思ったものだが、経験値とスキルが上がった今の俺ならば挑む意欲が湧いてくるし、ストーリー性がある。この挑戦をすることは、あのライダーと出会った時から決まっていたのか?そういう運命だったのかな、、、

こんなフル装備のロシア人ライダーと会ったのは、唯一彼だけ。それだけに、マガダンという街までの道のりの険しさを物語っていた。

と、いうわけで!XT1200Zによる単独行が最も現実的になってきました。

Keep on Rolling.

ELECTRIC FOREST RIDE

3月10日、電動バイクSUR-RONではじめて林道をがっつり走ってきた。目的地までは車で運び、走行時は11kgの予備バッテリーを背中にしょって。ドラゴンボールの超初期で、亀の甲羅を背負って修行していたシーンを思い出した🐢

こんな道ばかりだから走りごたえがある
お昼休憩時の光景。見慣れない形の乗り物にやっぱりみんな興味津々だ
午前中で自分のバッテリーが無くなったので、購入店の鈴木さんから借りたREDBULLデカールの予備バッテリーに交換したら、カッコ良さ3割増しになった気が!赤フレームとの相性がいいかな

持っていたDAKINEの小ぶりなバックパックが、偶然SUR-RONのバッテリーにシンデレラFIT!!バッテリーを体に完全に密着させられるから暴れず、重さや疲れをほぼ感じなかったのは嬉しい。

一般的なオフ車に混じって走り、その良し悪しがよくわかった。

◎GOOD◎

とにかく軽い、足つきがいい、足での操作がいらないから簡単、疲れにくい、エンジンバイクに負けずパワフルな走り、250ccクラストレール車と負けず劣らず、小さくてどうにでもなるという安心感、バイクとの比べて平面が多いし小さいから洗車がラク(ガンガン水かけて問題なし!)

⇒狭くてヌタヌタな道とかも何の心配もなく走れる。エンジンバイクのほとんどが苦戦した滑りやすいチュルチュルな登り坂もグイグイ上がった。細いタイヤのトラクションの弱さを心配したが、それよりも車体の軽さのメリットの方が大きくて滑っても後退せずに進んでくれた。基本的に道幅が狭くほぼタイヤ一本分のラインしかないシングルトレイルの今回のような千葉の林道では、パワフルな突き出しのSPORTSモードではアクセルワークを誤ると崖落ちするリスクもあったのと、節電のためECOモードで走ったが、充分バッチリ走ってくれた。自分レベルの腕でスピードを求めなければ、狭い林道ならば終始Eモードでもいいかなという感じたほど。

◉NOT GOOD◉ 

①軽さとホイールベースの短さゆえの弾かれやすさ。連続した根っこでは弾かれ続けれて車体が暴れまくり、ぜんぜん思い通りに走れなかった。トラ車の乗り方ができる人ならば問題ないかもしれない。また、その時は気合い入れてSPORTSモードにしてたから、加速がよくてなおさら弾かれてしまったのかもしれない。 

②ハンドルのステムマウントが自転車と同じシステムだからバイクとしては弱く、強い力がかかると前後に回転してしまう。スロットルホルダーもろとも回るからその瞬間スロットルをガバ開けしちゃったり、ブレーキシステムに干渉してブレーキが一時的に効かなくなったりと、一瞬ヒヤッとする出来事が何度かあった。

③これは慣れだと思うが、やはりバイクとは挙動が違うのでイメージ通りの動きにならない時が稀にあった。やはり弾かれてしまうのが最大の要因と思う。

★その他わかったこと★

①想定どおりだが、林道をほどほどの速さで走る場合、バッテリー消耗ペースはとても緩やか。舗装路をエンジンバイクと同じペースで走るにはSモードを多様することになり、バッテリーはガンガン減る。

②SモードはアクセルOFFにするとエンブレのような減速があるが、Eモードでは無い。Eモードはアクセルを全閉にしても惰性で進行し続けるから、下り坂ではどんどん加速する。SモードはアクセルONOFFだけでキビキビ走れ、Eモードは惰性でも進んだ方が電費が良いから、そうなっているんだなと思う。

③バッテリー残量が10%以下になるとSモードに入らずEモード固定になる

経験豊富な林道ライダーたちが多かった今回、一人だけ電動バイクでドキドキ・ワクワクしながら走った、林道と林道の移動区間の舗装路はやはりエンジンバイクに軍配が上がるが、山に入るとこちらの走破性の方が高かったと思う。バッテリーが持たず途中離脱するイメージだったが、2個駆使することで、何とか一日遊ぶことができたのだった。

また、乗らせてと言う人とは途中でバイクを交換したから、SUR-RONの他にXR400、WR250R、SEROW250でも走ることができ、それぞれの特性を味わえたのも良い経験だ。SEROW250が想像以上の良い走りで、ノーマルサスでもなかなか良い仕事してくれた。さすがはトレール車の王者!

それなりに難易度のある林道ツーリングをしてバッテリーを2個丸々空にする経験の中で、バイクについてもいろいろと考えることがあった。

サポートカーの話と合わせて次回書きます。

Keep on Rolling.

Ride,Drive,New,Old,On,Off,I don’t Care

世界が困難に包まれている状況の中で、自分のことしか考えてないこんな野郎でいいのかな、、と後ろめたさを感じつつ、、すごく良い一日となりました。

まず、2/17に買った電動バイクSUR-RONを公道デビューさせた。最初の目的地はタイムトンネル、ある意味このバイクが最も似合わない場所かもしれない。最先端の電動バイクに乗り、もはや化石に近い旧車を修理に行く。自分の興味の幅広さがちょっとおもしろい。ミラー付けるのを忘れてしまったから、そこまで見ちゃいないとは思いつつも道中でパトカーに会うたびにドキドキだった。見つかったらつまんない違反になっちゃうから。最近やたらとパトカーが多いのだ。

60年以上前のトラカブとツーショット。

ありもののナット二つを溶接でくっつけて特殊工具を作った。うまくできて良かった〜🔩

これを使ってクランクベアリングにクランクを圧入。そしてクランクケースの接合面に液体ガスケットを塗ってドッキング!ようやく、ようやくエンジンの核となる部分の治療が終わり、腰下が決まった。

時間がなかなか取れなかったことが一番の原因だが、エンジンをバラし始めてから実に一年半の月日が流れている。ドイツやイギリスからパーツを取り寄せ、内燃機屋にクランクとケースを持ち込んでで研磨やワンオフパーツを作ってもらう過程で、一つ進んだと思ったら新たな問題が見つかって苦労の連続だったから、この一山超えた感はとてつもなく大きい。次の作業はこの腰下を車体に乗せて、プライマリーやミッション、ギアボックスを組み、そしたら腰上を乗せて、、、復活への道が見えてきた!

ちょっと遅くなってしまったが、17時半にタイムトンネルを出発して横浜の日産グローバル本社ギャラリーへと走った。SUR-RONの走行モードはECOとSPORTSがあるが、自宅からタイムトンネルへ行く間はほぼSモードにして基本最高速度の70km/hで20kmほど走ったら、バッテリーが半分減った。Sモードはスタートでガバ開けすると簡単にウイリーするほどパワフル。それに比べEモードは加速がゆるやか(それでも充分よく走る)で50km/hまでしか出ないから慣れないとかったるく感じてしまうが、Sモードだと世田谷⇒横浜⇒川崎の40kmオーバーの完走は不安だったのでオールEモードで走った。徐々に慣れていき、遅いのも気にならなくなった。

日産グローバル本社ギャラリーは、そこにいるだけで気持ちいいし、楽しい、素晴らしい空間だった!今回は時間が無かったから、また近いうちにじっくりと見に行くつもりだ。

お目当てだった完全EVのSUV、ARIYA
ラゲッジスペースの広さチェック
運転席はこんな感じです
LEAFのレントゲンも見れた

ここで得た情報も踏まえた結果、このEVのARIYAをロシア冒険行のサポートカーにするプランは無しにした。違うやり方でこうすればいけるぞ!?という実現への道が見えてきた。このまま書き続けると長くなってしまうから、次回書く予定!

Keep on Rolling.

Go Ahead

ロシアが暴走をしてしまったが、短期間で終わると願って計画を進めている。入国不可能にならない限りは決行するつもりでいる。

まだ手に入っていないサポートカーだが、今日は普段お世話になっている日産のディーラーの方に初めて企画を伝えてみた。

ダメもとで狙っている、新型エクストレイルを発売前に借りる作戦は、そもそもまだ車の完成時期が全くわからないという理由でほぼ無くなった。

100V、1500Wクラスの電力を取り出せるSUVタイプの車で、バイクのバッテリーをチャージしながら進めればもちろんベストだ。しかしそれに拘らずに頭を切り替えて、予備バッテリーを4つぐらい持っていって宿泊先でチャージすれば、単に悪路に強い車でいいのでは?と数日前から考えるようになった。充電できる場所を把握して結ぶ走行計画がとても重要になるが、そのプランニングもワクワクしてきた。もしも町や村まで到着する前に全バッテリーが尽きたら、自転車も積んでおけば進める。その方が自転車業界も巻き込んでより大きな活動にできるし。

それを話したところ、日産の方は完全な電気自動車、100%のEVはどうですか?と言ってきた。それならば、いままさにWEBで受注がスタートしていて、これから販売となるARIYAのB9クラスの4駆なんて、メーカーからすればいいプロモーションの舞台になるから可能性は無きにしもあらず、だと。

結局どうしても街乗り限定なイメージの電気SUVを、こんなにタフなんだぜ!と既存概念をぶち壊すチャンスだと。

すごくいい発想だと思うから、さっそくこの週末にでも実車が展示してある横浜の日産グローバル本社ギャラリーに行って突撃営業してみようと思う。

今日は他にも、サポートカー本命の三菱アウトランダーPHEVを試乗したり、タイムトンネルでちょっとだけトライアンフの修理を進めた。

マイカーのエクストレイルと車格はほぼ同じだが、当然乗り味は隔世の感ありまくり。めっちゃくちゃ良い車で普通にほしい!
お次はトラ、カーボンだらけの汚れたピストンを、、
ピカピカにした!とりあえず早く乗りたいからこのまま再利用して、そのうち新品と交換する予定。

サポートカーの話だけど、最後の手段は今乗ってるエクストレイルで行くぞ、という決心もできた。

これであとは。自分次第だ。

Keep on Rolling.